金山寺みそ
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【藤枝・萩原こうじや】明治創業のこうじ専門店 伝統の金山寺みそに感動 季節の甘酒ドリンク

静岡・藤枝市の岡部宿に、1890年創業のこうじ専門店「萩原こうじや」があります。伝統を守り続ける店から漂う香ばしい匂いに誘われ、昔ながらの製法で作られた金山寺みそを味わいました。

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宿場町らしい通り(藤枝市岡部町内谷)

いつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットをお散歩します。今回は藤枝市。東海道21番目の宿場町・岡部宿の歴史ある街並みにある隠れたスポットを散策しています。

裏通りに漂う甘い香り

旧東海道沿いに建つ藤枝市岡部支所の近くから、1本裏に入ると、歴史を感じさせる店が並ぶ宿場町らしい風景が広がっていました。

萩原こうじや(藤枝市岡部町内谷)

そのとき、香ばしさと甘みが混ざったような匂いが鼻をくすぐりました。

匂いの正体を探ると、「萩原こうじや」というのぼりを発見。「昔からの製法を継承する」と書かれています。

萩原こうじやののぼり

1890年創業のこうじ専門店

店内から漂ういい匂いに引き寄せられ、店を訪ねることにしました。

萩原こうじや 6代目・萩原伸明さん:
創業が1890年、明治23年です。2025年で135年です。昔から丁寧に手作りしているこうじを、つないで守っているお店です

萩原こうじや店主・萩原伸明さん

生こうじを使った、昔からの商品を作り続けています。代表的なのが金山寺みそと甘酒。どちらも創業当時からの商品です。

店内に漂っている豆の匂いは、金山寺みそを作っている最中の香りだといいます。豆と麦、お米、それをこうじ菌につけ発酵させて、夏野菜を加えて作ります。

萩原こうじやの金山寺味噌

金山寺みそ・黒豆みそ・コチュジャンの深み

金山寺みそと、黒豆みそ、こうじで作られたコチュジャンを試食します。

まずは「金山寺味噌(1パック500円」。

金山寺みそ・黒豆みそ・こうじで作られたコチュジャン

口に入れると豆の味やこうじの味など、いろいろな味がしておいしいです。ご飯のお供としてこれだけで食べるほかにも、お茶漬けにする人もいるといいます。

宿場町で人通りが激しかった昔、旅人たちも疲労回復のためにこの塩気を求めたのでしょう。

金山寺みそ

続いて、「黒豆味噌(1パック520円」と「コチュジャン(1パック420円)」を味わいます。

この二つは明治から作っている商品ではなく、最近の商品とのことです。

左)黒豆みそ 右)コチュジャン

キュウリをつけて一口食べると、こうじで作られたコチュジャンはこうじの力で甘さも辛さも強めという、通常のコチュジャンにはない味わいがあります。

黒豆みそもキュウリとともに口へ運びます。やはりこうじの力で味わい深く、塩味もマイルドになりまろやかさが増していました。

特別に生こうじそのものを味わう

4日かけて作るという生こうじを見せてくれました。通常はこれをみそに加工しますが、お菓子みたいに食べることもできるそうです。

生こうじ

そのまま口に入れてみると、かめばかむほど甘みが出てきました。なかなか生こうじそのものを食べることはないので、新鮮な体験です。

萩原こうじや・萩原伸明さん:
これが生こうじの味です。こだわりは、とにかくこうじです。昔から変えないで守り続ける。そこが1番ですね。もう全部ベースはこうじです

季節ごとに変わる甘酒ドリンク

金山寺みそなどのおかずだけでなく、甘酒ドリンクも販売しています。

秋ならイチジク、夏ならモモといった季節のフルーツと甘酒を合わせた期間限定ドリンクもあります。こうじ店ならではの特別なドリンクは、とても人気があるそうです。

2025年の秋に販売された「イチジク甘酒ドリンク」

歴史あるこうじ専門店で、昔ながらの製法を守り続ける人たちに出会えました。岡部宿の裏通りで見つけた、まさに隠れた名店です。

■店名 萩原こうじや
■住所 静岡県藤枝市岡部町内谷94-2
■営業時間 9:00~17:00 ※木のみ~18:30
■定休 日・月
■問合せ 054-667-0107
■駐車場 3台(店前に2台、徒歩1分に1台)

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