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静岡・磐田市にある和菓子の老舗「又一庵」が、自慢のあんこを好きなだけ食べられる新作パンケーキを考案しました。「もっともっと」のかけ声で、まるでわんこそばのように際限なく盛られるあんこに、あんこ好きはもん絶することでしょう。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ看板商品「手焼ききんつば」
あんこ愛が止まらないテレビ静岡・大森万梨乃アナウンサーは、これまでおいしいあんこを求めて200軒以上を食べ歩いてきました。プライベートでは自らあんこを炊き上げています。

そんなあんこマニアの大森アナウンサーによる持ち込み企画で、絶品あんこのお店をとことんリサーチします。
向かったのは磐田市。東名・磐田ICを出てすぐの場所に、目指す店舗がありました。「又一庵 総本店」です。

ここ又一庵は県内に6店舗を展開する、明治4年創業の和菓子の老舗。
総本店には広い販売スペースにカフェもあり、一部ガラス越しに作っている様子も見られます。

迎えてくれたのは、商品開発を手掛ける西澤佑梨さんです。
まずは又一庵の看板商品から紹介してもらいました。

又一庵といったらコレ! 注目商品を5つ
まずは明治後期から100年以上、変わらぬ製法で毎日手作りする「手焼ききんつば(183円)」です。
店頭で一つ一つ丁寧に鉄板で焼き上げていました。

実は、焼きたてを味わえるのは総本店だけ。早速ひとつ、食べさせてもらいました。
大森万梨乃アナウンサー:
あんこがふっかふか。あんこはどら焼きが好きだったんですが、又一庵のきんつばを食べてから、きんつばが好きになりました

カウンターで注文すると、焼きたてを紙に包んで出してくれるので、その場で食べられますよ。
続いて、「塩豆大福(237円)」です。もち米は、新潟県産の「わたぼうし」を使用しています。

そして、「あんこぷりん(各種378円)」は、抹茶、カスタード、ミルクと3種類の味が選べます。
又一庵 商品開発担当・西澤佑梨さん:
中に入っているあんこが、すごく柔らかく炊いてあるのが特徴です

大森アナウンサーがずっと気になっていたのは「キンツバチーズベイク(3240円)」。チーズケーキの中にきんつばあんが入っています。
さらに、バターが入ったどら焼き「あんバターどら焼き(237円)」は、秋から冬ぐらいまでの期間限定販売です。

カフェのおすすめ1 あんこ×モンブラン×おもち
次に併設の「マタイッコタベタイカフェ」を訪れました。「また1個食べたい」その店名のとおり、止まらなくなる魅力的なスイーツがあります。

まずは「モンブランモッチッチ(880円)」。おもちにあんことモンブランクリームをトッピングした秋限定のメニューです。
大森アナウンサー:
すっごいおいしいです。モンブランのクリームも主役、ちゃんとあんこも主役

又一庵 商品開発担当・西澤さん:
モンブランクリームはクリを漉して、白あんを混ぜています
実はモンブランクリームにもあんこが入っているんです。「こしあん」と「白あん」と、餅の上にのっている「つぶあん」と、全部食べられる大満足のメニューです。

さらに嬉しいのが、添えられた塩昆布です。塩気があるおかげで、甘いものを無限に食べることができます。
このサービスには大森アナも「これはありがたい」と絶賛でした。

カフェのおすすめ2 あんこかけ放題パンケーキ
続いて西澤さんが「大森さんのためにと言っても過言ではない新作」として披露してくれたのはパンケーキでした。

あんこ好きのための新作は、「『アンコがダイスキ』パンケーキ(1050円)」です。
しかし運ばれてきたパンケーキにはあんこがのっていません。

どういうことかと思っていたら、なにやら西澤さんはスタッフさんを集め始め、あんこが入った白い鍋を手にやってきました。
スタッフ一同:
あんこが大好き~、もっと大好き~、あなたも大好き~、もっともっと~、もっともっと~

なんと熱々のあんこがかけ放題のパンケーキです。ストップの合図は「大好き〜」だそうです。
大森アナウンサー:
おいしすぎて飛べそう。あんこがお芋のようにホクホクで、甘さは上品。このパンケーキの食感がシュワシュワですね

さらにバニラアイスを乗せて味変もできます。
別皿で出てくる求肥やバナナを使って、あんこをフルーツ大福風にアレンジできるのも嬉しいポイントです。
もちろん塩昆布があるので、時々舌を復活させながら、最後までおいしく食べきれます。

又一庵の命“ふかふかあんこ”の作り方
さらに普段は撮影NGですが、特別に又一庵の要であるあんこ工場への潜入が実現しました。着替えて工場に入ります。
大森アナウンサー:
いい香り~!

中では、きんつばのあんを炊いている真っ最中。大きな鍋で水分を飛ばす最終段階です。
どんな小豆を使っているのでしょうか。
又一庵 商品開発担当・西澤さん:
こちら北海道の十勝産のエリモショウズという品種を使っていますが、なかなか栽培するところも少なくなってきています
貴重な小豆「エリモショウズ」は、香りが良く味わい深く、口溶けが良いのが特徴です。

大森アナウンサー:
家であんこを炊くんですが、やっぱりすごい難しいです。炊き方のコツはありますか?
又一庵 商品開発担当・西澤さん:
豆が本当にパンパンに膨らむぐらいの状態にしてから、皮がつぶれないように煮ます
この日、きんつばあんを炊いていた職人はこの道20年のベテラン。豆をつぶさないようにするのが職人技なのです。

あんこの魅力を存分に味わえる又一庵。
磐田市の総本店に行けば、明治4年の創業から変わらぬ製法で作り続けるあんこと、新作パンケーキで、あんこ好きにはたまらない至福の時間が過ごせます。
あんこマニアも太鼓判を押す、絶品あんこをぜひ一度ご賞味ください。
■店名 又一庵 総本店
■住所 静岡県磐田市見付1767-4
■営業時間 9:00~18:30
カフェ10:00~16:00(LO)
■定休 なし
■問合せ 0538-33-1600
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