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一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ「公共ライドシェア」伊豆の国市で実証運行スタート 高齢者の移動手段の 1つに

静岡県伊豆の国市が検討を進めてきた一般のドライバーが自家用車を使って乗客を運ぶいわゆる「公共ライドシェア」の試験的な運行が10日から始まりました。

村田彬記者リポート「こちらには実証運行と書かれた車が停まっています。ドライバーは地域の住人で交通空白地の解消に向けて期待が寄せられています」

伊豆の国市は現在年間2000万円ほどを投じて路線バスの運行を維持していますが、人件費の高騰などで今後運行できなくなるおそれがあり、「公共ライドシェア」の導入を検討してきました。

10日から始まった実証運行は4つの地区の住人を対象に無料で行われ、予約時間や目的などをきくアンケート調査を経て利用状況などを検証します。

伊豆の国市 山下正行市長「高齢化で免許証を返納した場合、そのあと移動するのがなかなか難しい。いま共生の社会を目指しているのでみんなが助け合いながら暮らしていくという大きな第一歩になると思います」

公共ライドシェアの実証運行は11月19日まで行われ、市は2026年秋ごろの本格運用を目指しています。

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