ボカディージョ
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【葵区・モアノ】親切な“Q&A”がある裏路地のカフェで絶品グリルドサンドイッチに出会う

静岡市の中心部、鷹匠に温かいサンドイッチの店「モアノ」があります。ハンバーガーのようにパンや具材をその場で焼いて提供するスタイル。しかも静岡県産の食材にこだわったメニューでした。

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「なんの店?」Q&Aがある路地裏のカフェ

静岡市の中心部、静鉄電車の始発駅である新静岡駅周辺をぶらりとお散歩していると、普段見慣れた街並みの裏手に別世界が広がっています。

路地に入ると黒い外観に緑色の階段が映えるビルがありました。

モアノの外観
サンドウィッチカフェ moineau(静岡市葵区鷹匠)

1階はなんの店でしょう、と思っていたら手書きのQ&Aがあり、「ここは何屋?」とまさに聞きたい質問が書かれていました。

その答えは「グリルドサンドウィッチ屋です」。

入口に貼られたQ&A

さらに「それ何?」と、かゆいところに手が届く質問が。答えは「温かいサンドウィッチです」。

そして「こんな感じです」と絵まで描かれていました。

このセンスあふれるお店は「サンドウィッチカフェ moineau(モアノ)」です。

温かさが魅力のグリルドサンドイッチ

店内に入ってみると、細長いスペースに丸テーブルがいくつか。一番奥に注文するカウンターが見えます。

店内の様子

店主の加藤良庸さんによると、グリルドサンドイッチは「ハンバーガーみたいなもの」とのこと。

モアノ 店主・加藤良庸さん:
鉄板の上でパンとかお肉、パテを焼いて、最後に挟んで提供します

つまり、モアノのグリルドサンドイッチは作りたてなのです。

店主の加藤良庸さん

静岡県産の旬食材にこだわったメニュー

早速、モアノの一番人気メニュー「ミートソースと焼茄子(1300円)」を注文。

テーブルに運ばれてきたのは、焼きナスとミートソースをたっぷり挟んだサンドイッチ。具材が見事なハーモニーを奏でています。

ミートソースと焼茄子(1300円※ドリンク別)

ミートソースにトマトの味も感じられ、お肉もジューシー。

実はモアノでは、静岡県産の旬の食材を取り入れたサンドイッチがこだわり。パンは特注で作ってもらい、肉も部位によって仕入れ先を変えているそうです。

鉄板でパンを焼く
出来立てで提供

モアノ・加藤良庸さん:
なるべく静岡産にこだわって、パン屋さんもそういうパン屋さんで、お肉も野菜も静岡県産です

本場に負けないオムレツ入りサンド

次に出てきたのは「ボカディージョ(1300円)」。

ボカディージョ(1300円)

オムレツがサンドされたこのサンドイッチは、初めて食べる味ですが、どことなく懐かしさもあり、ほどよいケチャップの風味です。

モアノ・加藤良庸さん:
たまたまですが、スペインに留学していた人が常連さんに2人もいて、その2人から現地で食べたスパニッシュオムレツと同じぐらいおいしいと言われました

ボカディージョ

実はオーナー自身はスペインで修業した経験はなく、偶然にも本場の味に近づいたようです。

モアノでは、旬の食材を追い求めるあまり、その日にしか出さないメニューもあります。

モアノ・加藤良庸さん:
酒屋さんに行ったら、イワシがなくて。だから急きょカマスで作ったりとか、その日にしか出さないものもしょっちゅうあります。1日限定もあるんです

店主の加藤良庸さん

まさに大地と海と相談して作るサンドイッチ。その時々の旬を大切にする姿勢が伝わってきます。

「モアノ」の意外な裏話

お店の名前「モアノ」には、実はちょっとした裏話があります。

モアノはフランス語で「スズメ」。ですが加藤さんによると、開業当初にふらっと入ってきたお客さんから「小食」とか「小さい男の子」という意味もあるんだと、教えてもらったそうです。

モアノの店名看板「フランス語のスズメ、小食の意」

だから飲食店につける名前としては、あまりよくないと言われたそうですが、小食という意味とは裏腹に、モアノのサンドイッチはどれもボリューム満点。しっかりお腹を満たしてくれました。

■店名 サンドウィッチカフェ moineau
■住所 静岡市葵区鷹匠2-16-7 リトルバード1F
■営業時間 11:00~17:00
■定休 火
■問合せ 070-8962-3996

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