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静岡・菊川市の山の中に「ハワイがある」と聞いて調査に行ってきました。ハワイ大好き店主が作る本場さながらのローカルフードが楽しめます。ハワイのおやつ「マラサダ」や柔らかいスペアリブが絶品でした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ山の中に突如現れるハワイの世界
菊川市の山の中。「道の駅掛川」がある掛川バイパスの八坂ICから車で南へ約4分。
突然現れる白い建物が目に飛び込んできます。周囲は森に囲まれています。
にむらあつとリポーター：
「WELCOM TO HAWAII」の看板があります。いや、ここは菊川ですよ!
ここだけビカビカ輝き、南国の風が吹いちゃっているハワイアンテイストの外観が特徴的です。
店内に一歩足を踏み入れると、店主の小林淳さんに「アロハ!」と明るいあいさつで迎えられました。アハハと豪快に笑う、明るい店主です。
店名の「MALA PUA(マァラプア)」はハワイ語で花園や花畑という意味だそうです。
ハワイのローカルフードを提供するこのカフェが、なぜ海から遠く離れた山の中にあるのでしょうか。
マァラプア 店主・小林淳さん：
ハワイのローカルフードを販売しています。主人が建築業をやっていて、この場所に空いたスペースがあったので改装して開店しました
そして何よりも小林さんの「とにかくハワイが好き」という熱い思いから、このカフェが誕生したのです。
ハワイで感動したマラサダとは?
店のオープンのきっかけとなった、ローカルスイーツ「マラサダドーナツ(プレーン231円)」を食べさせてもらいました。
マラサダはハワイのおやつです。生地を発酵させて油で揚げてあります。
お店では揚げたてで提供してくれるので、思わず「ONO!」（ハワイ語の「おいしい」）と声が出てしまいました。
ふわふわの生地に、甘みもほどよくスッキリ。重くならないので何個でも食べてしまいそうです。
熱々のマラサダは種類豊富
もう1種類食べたのが、あんことハワイ産のマカダミアナッツが入ったオリジナル商品「マカダミあん(385円)」です。
ちょっとダジャレも入ったネーミングですが、味は間違いありません。
マァラプア・小林淳さん：
マカダミアンナッツがコリコリと歯応えもあっておいしいと思います
マァラプアのマラサダは常時5種類（プレーン、カスタード、チョコレート、キャラメル、シナモン）そろっています。
それに加え、季節のフレーバーも楽しめます。訪問時には「マカダミあん」の他にも、「抹茶クリーム」、「レアチーズパイン」など、バラエティ豊かなフレーバーがありました。
「そうだ家で作ろう!」店の始まりはマラサダ
小林さんは、揚げたてのマラサダをハワイで初めて食べた時の感動が忘れられず、「これを自分でも作ってみたい」という思いからお店を始めたそうです。
マァラプア・小林淳さん：
これはおいしい、家で作ろう!となりました
元々料理が得意で大好きだった小林さんを、同じくハワイが大好きな夫の功明さんが全面バックアップ。「やらなきゃ前へ進まない」と背中を押してくれました。
まずはキッチンカーでの販売を経て、念願のカフェ「マァラプア」をオープンするに至ったのです。
本格的なハワイアン料理も楽しめる
スイーツだけでなく、ハワイアンな本格料理も提供されています。
おすすめの「スペアリブプレート(1870円)」は、見た目からしてインパクトがある一品。スペアリブは小林さんの得意料理です。
見た目もさることながら、その柔らかさには驚かされます。お箸を入れると、お肉がほろっとほどけました。
小林さんはハワイらしいフルーツを使って、スペアリブを2日間煮込んでいるそうです。
マァラプア・小林淳さん：
パイナップルを使っています。そうするとお肉がとても柔らかくなります
トロピカルな甘みとコクのあるソースが絡み合い、ご飯もすすみます。
菊川の山中で味わうハワイの魅力
小林さんは自身のカフェについて、「菊川の山の中にある『ハワイ』です」と胸を張ります。
海から離れた山の中ですが、そこに広がる空間は紛れもなくハワイ。料理やスイーツを通じて、訪れる人々にハワイの魅力を伝えています。
■店名 MALA PUA
■住所 静岡県菊川市西方5466-1
■営業時間 11：00～17：00
■定休 不定休 ※インスタグラム参照
■問合せ 080－5111－9123
おすすめ立ち寄り先「野猿」
ところでマァラプアを訪れた際には、近くにある「野猿」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
マァラプアから車で5分、菊川市西方にある瀧生山永宝寺には、県内唯一の人力のロープウェイ「野猿」があります。
お寺の境内の池を対岸まで約100ｍ、なかなかの高さを空中散歩できます。乗車は大人一人ずつ。人力でロープを引っぱって動かすのでがんばって!
体験は無料ですが、必ず永宝寺の許可をもらってから利用してください。
こんなにスリルのある乗り物がお寺にあるとは思いませんでした。
■スポット名 瀧生山永宝寺
■住所 静岡県菊川市西方6748－1
■問合せ 0537-35-2975
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