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色とりどりの風鈴が飾られているのは、静岡・袋井市のお寺。特別なスイーツも提供され、心が洗われる「遠州三山風鈴まつり」を徹底解説します!
聞いて納得 なぜお寺に風鈴?
2017年からスタートし、いまやすっかり夏の袋井の風物詩となった「遠州三山風鈴まつり」。2023年は5月20日(土)から8月31日(木)まで開催されます。
お寺では邪気除けのために、お堂や塔の軒の四方に「風鐸」(ふうたく)と呼ばれるものが吊り下げられ、風鐸の音が聞こえる範囲では災いが起こらないと考えられています。この風鐸が風鈴の由来とも伝えられています。
袋井市にある遠州三山(法多山・油山寺・可睡齋)では、日本の伝統的な寺院文化と結びつきの深い風鈴の音色で、ひと時の涼を感じてもらうために遠州三山風鈴まつりを開催しています。
それでは、3つのお寺でどんな風鈴と出会えるのか、見ていきましょう!
「法多山」 約4000個の風鈴
厄除観音「法多山」には、約4000個の心地良い風鈴の音色が響き渡ります。また、木の短冊に願い事を書く「願かけ風鈴」(300円)も奉納することができます。
参拝の後には、だんご茶屋にて名物厄除だんごとともに夏(7月・8月)の限定メニュー「厄除氷」(600円)を楽しむことができます。
門前にあるごりやくカフェの「氷室さまの氷甘酒」(350円)をはじめ、その他店舗でも工夫を凝らした夏のスイーツが提供されています。(ごりやくカフェ 営業日は土・日・月・祝・ご縁日(6月18日、7月10日、8月24日))
■施設名 法多山 尊永寺
■住所 静岡県袋井市豊沢2777
■問い合わせ 0538-43-3601
「油山寺」 静けさに響く音色
目の霊山「油山寺」では、風の音、鳥の声、沢の流れとともに、静けさのなかで時折聞こえる風鈴の音色が心にしみ入ります。
山門をくぐり、宝生殿までの青もみじの参道は、あわただしい毎日をしばし忘れさせてくれます。
方丈や書院をつなぐ回廊や竹林の中から聞こえる自然の音に溶け込んだやさしい南部鉄器の音色に、遠くみちのくに思いを馳せて心の平穏を祈ってみてはいかがでしょうか。
参拝の帰りには一休庵でひとやすみ、「冷やし緑茶甘酒」(450円)がおすすめです。(一休庵 営業日は土・日・祝)
■施設名 医王山 油山寺
■住所 静岡県袋井市村松1番地
■問い合わせ 0538-42-3633
「可睡齋」 心洗われる風鈴の小道
始まりも終わりもない円は、執着から解放されたとらわれない心を表す・・・
可睡齋では禅宗の考え方「円相」(えんそう)にちなんで、ご縁日風鈴と名付けています。人生の良縁を風鈴に託してみませんか。
山門から本堂までの「風鈴の小道」には、約2000個の色とりどりの風鈴がつるされます。涼しげな音色の中、本堂まで心洗われる祈りの道が演出されます。
見るだけでなく陶器の風鈴に絵を描く「お絵描き風鈴体験」もできます。体験料は画材込みで500円です。
また、「赤富士風鈴のオブジェ」を拝観(500円)すると、暑気払いとして1日限定100食の「水無月ぜんざい」が付いてきます。(期間は7月中旬~8月)
■施設名 秋葉総本殿 可睡齋
■住所 静岡県袋井市久能2915-1
■問い合わせ 0538-42-2121
3つのお寺に全て行くと…?
8月末までの期間中、それぞれのお寺では風鈴まつり限定御朱印が用意されています。
また、遠州三山全てのお寺で風鈴まつり限定御朱印を集めると、ご利益グッズの水引きバンドがもらえます。(数量限定)
【画像でみる】遠州三山風鈴まつりのチラシ風鈴の涼しげな音色と限定スイーツで、ひとときの涼を感じに、袋井市の遠州三山をめぐってみてはいかがでしょうか。
※本文中に掲載した金額は、変更される場合がありますので、ご了承ください。
文/袋井市