静岡県の無形文化財に指定されていて、五穀豊穣を祈る神事「田祭」が三嶋大社で行われました。
田祭りの神事「お田打ち」は水田の準備や種まきなど米作りの手順を狂言風に再現していて、その起源は平安時代といわれています。
面をつけた役者が演じる米作りは厳かな雰囲気で行われていきました。
神事は自然や神に対する感謝の気持ちと、米を守る強い意思を表しているということです。
また「代掻き」の場面では、三島市内に住む高林蒼奨くん(4歳)が牛に扮して登場し「モー」と鳴くと、訪れた人からは拍手が送られました。
神事のあとには参拝者の無病息災を願ってもちまきが行われ、境内は大きな歓声に包まれていました。