静岡県の浜岡原発の再稼働に向けて、安全性などについて審査する原子力規制委員会は12月17日までの2日間、原発の断層について現地調査を行いました。
現地調査では浜岡原発の下にある「H断層系」と呼ばれる断層が注目され、委員がボーリング調査で採取した地質のサンプルなどを見たり触ったりして確認しました。
中部電力は敷地の周辺にある活断層ではないとみられる断層が「H断層系」と同じ性質のため、原発の下の断層も「活断層ではない」と主張しています。
原子力規制委員会・山岡耕春 委員:
(H断層系の)同一性の中にも断層によるばらつきがあったり、海側と陸側の方向による傾向の違いはあると思ったので、そのあたりを資料の中でまとめてもらえれば
原子力規制委員会は今回の現地調査を踏まえ審査会合で議論を続けていく予定です。