リニア中央新幹線の工事をめぐり、11月24日、JR東海と大井川流域市町のトップ同士による意見交換会が開かれ、JR東海側から住民への説明会が提案され市町側もおおむね了承しました。
JR東海と大井川流域の8市2町のトップ同士の意見交換会は3年前に始まり、今回で4回目です。
JR東海・丹羽俊介 社長:
前回の意見交換会以降、いろいろな点で静岡工区の着手に向けて進展があった
島田市・染谷絹代 市長:
リスク管理、そしてリスク対策、これを確実に実行していもらうことで、住民の安心につなげてもらいたい
会議は冒頭を除き非公開で、JR東海側からは地質などを調べるボーリング調査が11月20日に山梨側から県内に入ったことが報告され、流域市町からは慎重に行うよう要望があったということです。
また、JR東海からは「現在の状況や対策について地域住民に直接説明する機会を設けたい」との提案があり、市町側もおおむね了承しました。
JR東海・丹羽俊介 社長:
実際に水資源を利用している地域住民の懸念を解消できるように、いつどのような形で説明させてもらうか、流域市町の方々に相談させてもらう
島田市・染谷絹代 市長:
地域住民に分かってもらえるような丁寧な説明が必要。寄り添う姿勢が必要。JR東海が実施してくれるのであれば、私たちはしっかりと受け入れていきたい
一方で、説明会の具体的な方法については市町ごとにイメージが違ったため、今後日程も含めた調整が行われる見通しです。