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詩人・谷川俊太郎さん逝去「今後も大切に歌い継いでいきたい」校歌作詞の高校では自筆の原稿見つかる

日本の現代詩を代表する詩人 谷川俊太郎さんが11月13日に亡くなりました。92歳でした。谷川さんが作詞した詩を校歌とする静岡市内の高校では現在も歌い継がれています。

体育館の校歌を指す齊藤力公 記者(静岡東高校)

「20億光年の孤独」や「鉄腕アトム」の作詞など幅広い世代に愛された詩人の谷川俊太郎さんが11月13日に老衰のため亡くなりました。92歳でした。

齊藤力公 記者:
こちら体育館の壁には校歌が書かれていて作詩者の部分には谷川俊太郎という名前が見えます

県立静岡東高校では1965年に谷川さんが校歌を作詩していて、60年近くたった今も歌い継がれています。

谷川俊太郎さん自筆の校歌の原稿

静岡東高校・平裕人 非常勤講師:
これが谷川俊太郎さんがご自分で書かれた自筆の校歌の原稿です

訃報を聞いた19日に高校の金庫を調べたところ、自筆の原稿が見つかったということです。

いつ書かれたものかは今のところわかっていません。

平 裕人 非常勤講師

校歌が完成した際、静岡東高校1年生としてその校歌を初めて歌ったのが平裕人さんです。平さんは高校設立20周年記念の際に谷川さんと対談しました。

静岡東高校・平裕人 非常勤講師:
みんなで(校歌を)一緒に歌った。(谷川さんは)「いい曲になりましたね」と本当に楽しそうな笑顔で言ったのを今でもはっきり覚えています。とうとう亡くなってしまったのか、感慨無量というかショックというか1つの時代が終わったと

中上明仁 教務主任

谷川さんの残した歌詞にある「ひたむきにおおらかに」という言葉は高校生やOBの中に生き続けています。

静岡東高校・中上明仁 教務主任:
例えば静岡東校のタオルがあるとすると「ひたむきにおおらかに」とキーワードを入れたり、この校歌の中のフレーズは生徒たちに校歌ではない場所でも根付いている

宮田治幸 校長

静岡東高校は現在校舎の建て替えが進められていますが、校長はこの校歌をいつまでも歌い継いでいきたいと話します。

静岡東高校・宮田治幸 校長:
本校の歴史とともに歩んできた校歌であると思うので、ちょうど大きな転機(新校舎建設)だったわけだが、校歌については今後も大切にして歌い継いでいきたい

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