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人工呼吸器が外れ中学生死亡…アラームが6回鳴るも放置 遺族が医療ミスで刑事告訴へ 病院側は公表せず

静岡県の島田市立総合医療センターに入院していた男子中学生が人工呼吸器が外れ死亡していたことがわかりました。遺族は医療ミスとして病院の看護師などを業務上過失致死の疑いで刑事告訴する方針です。

遺族の代理人弁護士の会見

遺族の代理人によりますと、亡くなったのは島田市立総合医療センターに意識不明の状態で入院していた15歳の男子中学生で、死因は装着していた人工呼吸器が外れたことによる呼吸停止でした。

ナースセンターでは患者の異常を知らせるアラームが6回鳴っていましたが、アラームの鳴動は常態化していて、看護師は音に気付きながら放置したということです。

遺族は病院の看護師など5人を業務上過失致死の疑いで来週中にも告訴する方針です。

代理人弁護士

遺族のコメント:
アラームを無視することが常態化しているような状態であったのであれば、それは病院全体の問題です。今回起きたこと、そしてそれに対する病院側の対応は全く納得のいくものではありません

島田市立総合医療センター

病院側は人工呼吸器が外れたことについて「医療ミス」と認め遺族に謝罪していますが公表していません。

また、遺族は「男子中学生が脳浮腫で意識不明となったのも処置の遅れによるもの」などとして病院側を相手取り民事訴訟を起こす方針です。

病院は「相手方の資料を見てからでないとコメントできない」と話しています。

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