10月の衆議院選挙で静岡県沼津市の一部の地区に投票所入場券911人分が届いていなかった問題は、市選挙管理委員会のミスとわかりました。有権者からは怒りの声が聞こえます。
斉藤力公記者:
入場券が届かなかった今沢地区です。原因がわかり、地元の有権者からは怒りの声が聞こえてきました
入場券が届かなかった有権者:
無責任です。一票の格差が騒がれている中で、毎日のことでなくて何年かに1回(の作業)ではないですか。貴重な国民の権利なのに、どうかと思う。こういうことが二度とあってはまずい
入場券が届かなかった有権者:
いくら期間が短かったとはいえ、ちょっと仕事が雑。入場券がなくても投票できるといっても、そういう問題じゃない
改めて今回の経緯を整理します。
沼津市では投票所の入場券のほとんどは市役所が郵便局に持ち込みそれぞれの家庭に配達されますが、10月の衆院選では松長集会所が投票所だった一部の有権者504世帯・911人分が届きませんでした。
15日の選挙管理委員会の会見で、市役所で住所など個人情報などを入場券に印刷する作業にミスがあり、入場券そのものが作られていませんでした。
今回の衆院選は時間が短かった面は否めませんが、投票を呼び掛ける中でこうしたミスが起きていて再発防止の徹底は必要です。