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【三島・大社の蕎麦のうなぎ屋SUN】建設会社がうなぎ店 激戦区に堂々オープン!

静岡・三島市にある三嶋大社大鳥居の前にできた「大社の蕎麦のうなぎ屋SUN」。市内の建設会社がうなぎのまち・三島をもっと盛り上げようと、11月9日プレオープンしました。うなぎはもちろん、そばや海鮮丼もあるんです。12月の本格オープンに向け取材しました!

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うなぎ激戦区の三嶋大社エリアに出店

大社の大鳥居を背にして左手にあります

三嶋大社周辺は数々のうなぎ店が立ち並ぶ激戦区。うなぎ屋SUNのお隣もウナギ店です。

ここは三島うなぎをぜひ食したいと、観光客が集まるエリアでもあるのです。

店舗前はお祝いの花であふれていました

経営するのは市内の建設会社「三輪建設」です。

三輪建設と言えば、2024年3月に三島広小路にオープンした「蕎麦建設SUN」がまだ記憶に新しい中、更なる新店舗「大社の蕎麦のうなぎ屋SUN」のオープンです。今回もお祝いの花が店前にズラリ。

店内の壁に書かれている「農兵節」

壁に書かれているのは三島の民謡「農兵節」の歌詞。シンプルな店内ですが、あちこちに店主のセンスが光ります。

100万円の座卓!?

テーブル席は4人掛けが2つ。お座敷席にも4人用の座卓が2つです。

豪華な座卓が並ぶお座敷席

この日、七五三のお祝いの家族が訪れていました。

お宮参りなど家族でのお祝い事に訪れることが多い三嶋大社なので、小さな子供が一緒に食事がとれるお座敷席は嬉しいですね。

ぜひ座ってみたい100万円の座卓

「そのテーブルいいでしょ? 100万円なんですよ」と、サラッと教えてくれた店主の三輪祐介さん。三輪建設の会長です。

次回は100万円の座卓に座りたい! 何だか縁起が良いですね。

おひとり様に嬉しいカウンター席

そして、お一人さまにも嬉しいカウンター席もあります。

素晴らしい地酒もそろっているので、休日に三嶋大社をお散歩した後、ひとり昼飲みをしたくなります。

ボリューム感 最高です!

早速、お店のイチオシのメニュー「うな重(4500円)」を食べてみます。

圧巻の「うな重」(4500円)

国産うなぎがドーンと一尾乗っており、肝吸いと香の物が付いています。

ふっくらとした身に、焼きの香ばしさも丁度よい頃合いです。

各テーブルに「うなぎのタレ」も置かれていました。つゆだく派の方には嬉しいサービスです。

肝吸いと香の物がセットです

タレは甘すぎず、辛すぎず、ベストな加減です。

そして、かなりのボリューム感です。重箱のふたを開けた時「デカッ!」と思わず叫んでしまいました。

その他メニューも充実

そして店名にもある「大社の蕎麦の…」というわけで、自慢の十割そばもメニューにあります。

大社の「そば(近く)」と「蕎麦」を掛けたセンスの良さ、さすがです。

天ざる蕎麦(1850円)」は国産そば粉を使用した十割そば。風味良し、ツヤツヤで喉ごしも良し。

天ざる蕎麦(1850円)

そして、私のイチオシは天ぷら! 薄衣でサクサク、エビがプリプリです。

天ぷらは単品で「天ぷら盛合わせ(1100円)」も注文できます。

サクサクの天ぷら エビはプリプリ

各テーブルにヒマラヤ岩塩が置かれています。お塩でサクサクのまま食べるのがおすすめです。

そして、黄金の丼ぶりに脂がキラキラと輝く「いろどり海鮮丼(2000円)」。天然にこだわった新鮮なネタが敷き詰められて、もうご飯が見えません!

店主が単価割れ宣言する「いろどり海鮮丼」(2000円)

かなりおすすめですが、「でもそばも食べたい…」という人に朗報です。

「いろどり海鮮小丼(1000円)」があるのです。

また、お酒のおつまみに食べたいという方は、「おさしみ三種盛り(1500円)」がおすすめです。すし店のネタのクオリティです。

兄弟 思い出のメニュー

三輪建設の三輪暁生 社長

三輪建設・三輪暁生 社長:
海鮮丼、安すぎですよね。利益出ていないと思いますよ。でも好きなんですよね、人を喜ばすのが

そう語るのは三輪建設・三輪祐介 会長の弟、三輪暁生 社長です。

暁生社長は事業全般の広報発信を一挙に手掛け、この日はお店の紹介のためラジオ番組に出演。SNSは毎日必ず投稿されています。

土木・不動産・農業・民泊・そして飲食業と、多角経営を兄弟二人三脚で展開してきました。

実は二人の幼少期の思い出メニューがこのお店にあるのです。

三島うどん(1400円)

三島うどん(1400円)」です。ネーミングが気になって注文してみました。

大根おろし、ワカメ、ネギ、カツオ節、三つ葉が乗っています。そしてよく見るとバターが。

サッパリおだしのつゆにバターが浮かぶ三島うどん

幼い頃、うどんに大根おろしとカツオ節、そしてバターをのせ、しょうゆをかけたものを良く食べていたそうです。

これは2人の父親が住み込みで働く福祉施設で「三島うどん」と呼ばれていたそうです。

お店では少しアレンジしてだしつゆにワカメや三つ葉もトッピングされ豪華バージョンとなっていますが、サッパリした混合だしのつゆとバターのコクがベストマッチです。

うなぎで三島を盛り上げたい!

調理器具にこだわった店主・三輪祐介 さん

天ぷらのサクサク食感、うなぎの焼き加減も最高。コツは何ですか?と聞くと、「食材と調理器具にお金かけてますから」と笑う店主の三輪祐介さん。

オープン前には有名すし店の大将や、割烹料理店の敏腕料理人を招き試食をしてもらったそうです。

しっかりと、自信を持って提供できるまで試行錯誤して完成したメニューの数々。どれも最高においしいのですが、最初の来店ではやはり「うな重」がイチオシです。

地酒のラインナップがすごい

お店はランチ営業のみですが、地酒が充実しています。

おつまみに最高な一品料理もそろっているので、休日にはせひ“昼飲み”がオススメです。

うなぎ屋SUN 店主・三輪祐介さん

うなぎ屋SUN 店主・三輪祐介さん:
なんの修行もしていない自分が店をやるんだから、いい素材を使用しておいしいもん出さないとね。多くの方に協力してもっらてオープンした店だから

多くのお祝いの花からは、地元の期待が感じられました。

うなぎのまち・三島を更に盛り上げてくれる「大社の蕎麦のうなぎ屋SUN」は、観光客を“とりこ”にすること間違いなし!

■店名 大社の蕎麦のうなぎ屋SUN
■住所 静岡県三島市大社町18-1
■営業時間 11:00~14:30
■定休 水・木
■駐車場 なし(近隣に有料パーキング有)
■支払い 現金のみ

取材/髙橋麻子

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NPO法人の理事長。子育て支援や子供の居場所づくりや、福祉施設「自立援助ホーム」を運営する。 コミュニティFMボイスキューのパーソナリティー。地域の情報発信や、防災コーナーを担当する。食べることが趣味なので地域の「おいしい!!」を発信したい!!
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