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浜岡原発の再稼働めざし防波壁を海抜28mにかさ上げへ 中部電力が原子力規制委員会に説明

静岡県御前崎市の浜岡原発の再稼働をめざす中部電力が、11月13日、原子力規制委員会と意見交換し、津波対策として整備した防波壁を現在の海抜22mから28mにかさ上げする方針を示しました。

運転停止中の浜岡原発をめぐっては、3号機と4号機について再稼働に必要な新たな規制基準に適合しているか、原子力規制委員会で審査が進められています。

原子力規制委員会は現地調査にも出向き、2024年10月に中部電力が示した発生しうる最大の津波、「基準津波」の高さを25.2mとすることについて「おおむね妥当」と結論付けました。

こうしたなか13日、中部電力と原子力規制委員会との意見交換で、林欣吾 社長は防波壁の高さを28mにかさ上げする方針を説明しました。

防波壁は国の南海トラフ地震の津波想定に基づき18mから22mにかさ上げされていましたが、その際に取り付けた鋼鉄製の板など4mの部分を撤去して、新たに10m分を上乗せするとともに壁の下の部分を補強する案を示しています。

中部電力・林欣吾 社長:
潮位の変化と不確定要素を考慮して28mという方針を立てた。具体的な設計・構造の詳細については審査で決まってくると思う

原子力規制委員会は今後、施設の耐震性などプラントについての審査を進めていく予定です。

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