静岡県が導入を検討している富士山の入山料徴収について、富士宮市の須藤秀忠 市長は賛成とした上で、使い道について登山口のある自治体の意見を踏まえるよう求めました。
富士山をめぐっては山梨県側が2024年から通行料を徴収するなど規制を行い、静岡県も2025年夏からの導入を目指し、条例の制定を進めています。
富士宮市の須藤市長は10月7日の会見で、徴収した入山料の使い道について登山口のある自治体の意見を踏まえることを鈴木知事に求めたことを明かしました。
富士宮市・須藤秀忠 市長:
使い道についても富士宮市は表口として整備することがたくさんあるので、ハード・ソフト両方合わせて応分の配分をもらいたい
そのうえで、登山者の数に応じてそれぞれの自治体へ配分するよう求め、知事も理解を示したということです。
また、閉山後に登山し遭難するケースが多発していることから、遭難時にかかる費用は登山者の自己負担とする法律に改正するよう国に働きかけることも求めています。