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「二十数年スーパーにいるけど過去一度もない…」新米の方が古米より安い逆転現象 消費者は笑顔も小売店は苦悩

9月に入り、新米が店頭に並び始めています。米の価格高騰に頭を悩ませた2025年から一転、2026年は新米の方が安いという逆転現象が起きています。

福島流星 記者:
静岡市清水区のスーパーです。お米のコーナーには新米のステッカーが貼られた商品が並んでいます。価格は5kgで税込み2500円を切っています

9月5日から新米の販売を始めたこちらのスーパー。価格は、安いもので税込み2463円です。

客:
新米にしては安い。下がってくれればうれしい

客:
値段安くなりましたね。本当にありがたい。これ(新米)いただいていきます

ところが販売する側にとっては、悩みの種となっています。

ヒバリヤ 営業本部・山岸達也 部長:
こちらの秋田産のあきたこまち。新米よりも昨年度産米が高い。今年の1番の状況。この辺が今年販売の難しいところ。(Q.逆転現象 過去に経験は?)20何年スーパーにいるが、一度もない

本来であれば価格が高くなる新米。”季節のもの”として前面に押し出して販売したいところですが、千葉産の新米は2025年の米よりも200~400円安く、在庫が残ることを懸念して踏み切れずにいます。

この店では、新米よりも価格を下げた2025年の米を一番目立つ位置に並べて販売していました。

ヒバリヤ 営業本部・山岸達也 部長:
昨年度産の米が採算が合わない状況はスーパーもそうだが、問屋も採算が合わない形で動いているのでは

2026年は米の生産状況が良かったことなどから新米の仕入れ価格が下落し、販売価格も新米の方が安くなる“逆転現象”が起きているとみられます。

こうしたなか、政府は2025年の米 21万tを備蓄米として買い戻すと発表しました。

市場に出回る米の量を調整し、新米の価格が下がるのを抑えたい考えですが、販売する側は不安を感じています。

ヒバリヤ 営業本部・山岸達也 部長:
いくら備蓄米を買い戻すと政府が発表したとしても、いま問屋が持っている在庫には(価格が)反映されない。結果お客さんのほうにこうした価格帯(逆転現象)が出てしまう。これが余ると食品ロスも含めて、大きな問題になる

「新しいものほど高い」とは限らない2026年の米事情。本格的な新米シーズンを迎えるなか、今後の価格の推移が注目されます。

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