静岡県三島市のJR三島駅周辺の混雑解消へ向けた新たな公共交通サービスの実証実験が始まりました。主導しているのは「ウーブン・シティ」の運営会社です。
村田彬 記者:
午前8時のJR三島駅前です。こちらの交差点は非常に交通量が多く、先を見てみますと車がズラッと並んでいる様子が確認できます
通勤や通学、そして帰宅時間帯の朝や夕方に混雑するJR三島駅前。新幹線の停車駅でもあり、市外からも送り迎えでマイカーを利用する人が多く、周辺では渋滞が慢性化しています。
三島市 政策企画課・入江啓介さん:
三島市から長泉町や、裾野市から三島市など各市町を越えた移動がこの地域は多い
こうしたなか三島市と周辺の4つの市と町は、11月2日からJR三島駅周辺の混雑解消を目指し、新たな公共交通サービスによる実証実験を始めました。
混雑解消の肝となるのが商業施設や公共施設など4カ所に設置した「つながるステーション」です。
住宅地が近く施設の利用者が多いことなどの条件をもとに選んでいます。
このうち3カ所は朝と夕方の時間帯にJR三島駅への直行バスを運行。登録すれば誰でも無料で利用できます。
また、周辺で従業員が多くマイカー通勤の人も多い企業を対象に直通便も走ります。
周辺の交通量の減少にどの程度効果が出るのか検証していきます。
この実証実験を主導しているのが、裾野市の実証実験都市「ウーブン・シティ」を手掛ける「ウーブン・バイ・トヨタ」です。
送迎する車にはトヨタの次世代モビリティ「e-Palette」もあり、ウーブン・シティでも研究が進められている安全支援システムを利用して、周辺の交通状況の分析に生かしていく方針です。
またJR三島駅や勤務先への直通便だけでなく、こども園や幼稚園の送迎と一時預かり、小学生の学校から習い事の施設への送迎などもしていて、地域の暮らしに「ゆとりと選択肢」を生み出すことを目指します。
ウーブン・バイ・トヨタ 田中崇浩さん:
移動の課題だけではなく移動を起点にしながら、いろいろな人たちの課題を解決していくことによって、もっと住みやすい地域になることに貢献できるかどうかがとても大切
混雑の解消、そして地域の「ゆとり」へとつながるのか。実証実験は2027年3月まで実施されます。
