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静岡市清水区にある「Shiba ブリーダーカフェ」は、ペットショップとカフェが一体となった珍しいスタイルのお店です。ここは柴イヌと触れ合いながら、実際に家で飼った場合の暮らしをイメージしてもらうための場所で、ドッグカフェとはひと味違うのです。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへブリーダー経験25年以上のオーナーが考える理想の空間
場所は新東名高速道路・新清水ICから車で1分ほど。静岡市清水区宍原という山の中に、ウワサの柴犬カフェがあります。
周辺は森が深く、人の気配なし。 歩いていくときれいな外観ですが、カフェには見えない建物が現れました。
店内ではどのような体験ができるのか、早速扉を開けるとビックリ。足元に小さなワンコがわらわらと集まってくるではないですか。
生後50日を迎えて、遊び盛り、好奇心旺盛なチビちゃんたちです。
ブリーダー歴25年以上という柴イヌ大好きのオーナー・大石靖洋さんが手掛けた「Shiba ブリーダーカフェ」は、ペットショップとカフェが一体となった珍しいスタイルで人気を集めています。
体験型のカフェということですが、いわゆるドッグカフェとはちょっと違います。
Shiba ブリーダーカフェ・大石靖洋さん：
お客様が柴イヌを連れてきて中に入れるというのは違いますし、触れ合いを目的としたカフェとも違って、柴イヌの販売をしているカフェです。家に柴イヌがいたらどんな感じか、イメージをふくらませることができます
柴イヌとの暮らしをイメージできる“体験型”
このカフェの特徴は、自宅でワンちゃんを飼った場合、実際にどのような暮らしになるのかをあらかじめイメージするための空間であること。
大石さんによると、家の中でワンちゃんを飼うと、物をかんでしまったり、トイレの問題が発生したりと、ペット初心者は戸惑うこともあるそうです。
大石さんは、そうした不一致をなくしたいと考えました。
単に柴イヌに触れたいというお客さんはターゲットではありません。柴イヌを飼いたい、将来飼ってみたいという人が来る店なのです。
厳しいルールもあります
店内にいるのは、あくまで「ペットとして販売中のワンちゃん」なので、細かなルールはあります。
Q.ワンコも食べられるフードが注文できますか? ドッグカフェではないので、イヌも食べられるものが注文できるわけではありません。
Q.店内のワンコに触ってもいいですか？ 適度な触れ合いであればOK。ただし、抱っこは禁止で、席を長時間離れることも控えてください。
これには「厳しいですね」とにむらあつとリポーター。しかしイヌはデリケートなのでご理解ください。
シェフ経験を持つオーナーが作る本格メニュー
カフェとしての側面も充実しています。飲み物だけでなく、ピザやドリア、ケーキなどのお食事メニューも提供。さらに、お酒を置いているのも魅力的です。
Shiba ブリーダーカフェ・大石靖洋さん：
女性のお客様が多いということもあり、ケーキセットがたくさん出ます
実際に注文した「バスクチーズケーキセット(1300円)」は、ワインソルトを添えた本格的な一品。
「チーズケーキなので、お塩を少し付けると味が変わっておいしい」というアドバイス通り、塩を加えると甘じょっぱさが増して、また違った味わいを楽しめます。
実は大石さんは若い頃にコックをやっていた経験があり、「えびドリア(1000円)」などのメニューもすべて手作り。本格的な料理が楽しめるのも、このカフェの魅力です。
柴イヌ専用のドッグランも併設
さらに店の外には、大石さんこだわりのドッグランスペースも併設されています。
こちらは外からワンコを連れてきて利用できるドッグランスペース。
ただし、このドッグランも「柴イヌオンリー」という徹底ぶり。他の犬種は利用できないという厳しいルールがあります。
大石さんの堅いおきてには、驚かされます。他の犬種にはない柴犬の魅力を聞いてみると「他の犬を知らないから答えられない」と言う大石さんですが、柴イヌの特徴を教えてくれました。
Shiba ブリーダーカフェ・大石靖洋さん：
やはり飼い主に従順なのはすごくいいですね。(他の犬種に浮気しようとは)全く思わないですね
隠れ家から全国的な人気スポットへ
オープン当初は「隠れ家的」だったという店も、今では県外から多くの来客があるといいます。一番遠くは沖縄から訪れた人もいたそうです。
実際に柴イヌとの暮らしをイメージしながら本格的な料理も楽しめる「Shiba ブリーダーカフェ」。柴イヌの愛らしさと、オーナーのこだわりが詰まった空間でした。
■店名 Shiba ブリーダーカフェ
■住所 静岡市清水区宍原672-1
■営業時間 11：00〜18：00
■定休 火・水
■問合せ 054-270-4722
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