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【袴田事件再審】検察は死刑求刑「証拠“ねつ造”は不可能」 弁護側は無罪主張 9月26日判決言い渡し

死刑判決が確定している袴田巖さんのやり直しの裁判で、検察側は再び死刑を求刑しました。一方、弁護側は無罪を主張しています。

「58年闘って一番長く感じた」

袴田ひで子さん

静岡県浜松市の自宅を出る袴田巖さんの姉・ひで子さん。

袴田ひで子さん:
やっぱりね、この1年は長く感じましたね。実際に動いているということでね。58年闘っていますが一番長く感じましたね

袴田弁護団(5月22日)

58年前の1966年、当時の静岡県清水市で一家4人を殺害したなどとして死刑判決が確定した袴田巖さんのやり直しの裁判は2023年10月から始まり、5月22日に15回目を迎えました。

村田彬 記者:
生涯をかけて弟の無実を訴え続けてきたひで子さん。検察側の求刑に対して何を思い、何を語るのか、今一歩ずつ 確かな足取りで裁判所へと歩みを進めていきます

「尊い4人の命が奪われたことを忘れないで」

法廷スケッチ(5月22日)

裁判では58年前の事件で殺害された被害者の遺族が書面を通じて意見を述べ、「尊い4人の命が奪われたことを忘れないでほしい。再度、真実を明らかにしてほしい」と訴えました。

このあと、検察側は有罪の根拠とされた5点の衣類について「捜査機関によるねつ造はどう考えても実行不可能で非現実的」と主張しました。

その上で心身喪失と認定された袴田さんについて、「被害者4人が無残に殺害された事件であって、被告人の事情は量刑を変更させるものではない」として死刑を求刑しました。

9月26日に判決言い渡し

姉・ひで子さんと弁護士

一方、弁護側は「5点の衣類は何者かが袴田さんを犯人に仕立て上げるためにねつ造したものであり、そうした動機があって実行できたのは警察としか考えられない」と主張しました。

そして、最終弁論で無罪を主張したあと、本人に代わって裁判に参加している姉のひで子さんが意見陳述に臨みました。

読み上げたのは袴田さんが獄中から家族に宛てて書いた無実を訴えた手紙でした。

袴田さんのやり直しの裁判は22日にすべての審理が終了し、判決は9月26日に言い渡されます。

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