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【静岡県知事選】リニア推進でも川勝流の評価に違い? 元牧之原市長「鈴木氏は肯定 大村氏は否定」と分析

静岡県知事選は5月26日に投開票を迎えます。争点ごとに各候補の訴えを見ていきます。今回はリニアです。大井川の水を利用する自治体の元市長は「同じ推進派の候補でも川勝前知事の手法の評価をめぐり違いがある」と分析します。

川勝平太前知事(2024年4月)

品川-名古屋間を40分で結ぶとされるリニア中央新幹線。JR東海は目標としていた2027年の開業を断念しました。

川勝平太 前知事(2024年4月):
元々の事業計画が音を立てて崩れたというのが実態。これで1つ目途が見えたと思いました

辞職の最大の理由について、リニア開業の延期だと主張した川勝前知事。

大井川の水問題や南アルプスの生態系への影響など、様々な懸念に向き合ってきました。次の知事は、県の最大の問題にどう向き合っていくのでしょうか。

大村慎一 候補

大村慎一 候補:
流域の声を反映させます。市町の皆様としっかり話し合います。大事な大井川の水の環境については妥協をしない、しっかり守って前に進む。何より静岡県にとってのリニアのメリットを引き出したい。こうした課題をしっかり解決し、1年以内に今後の方向の結果を出していきたい

鈴木康友 候補

鈴木康友 候補:
(川勝前知事の取り組みで)水の問題も環境の問題もひとつひとつ課題をクリアしようと、みんなが努力して方向性が見えてきています。大井川流域の皆さんと県とJR東海と何より国がしっかり連携し、それぞれが責任をもって課題をクリアしながら、大井川の水を守りながらプロジェクトを進めていくこういう姿勢でリニアに対応していきたい。

森大介候補

森大介 候補:
リニア中央新幹線の建設は南アルプスの貴重な自然を壊すだけでなく、工事によりまして大井川の水量が大きく減り、その流域8市2町の62万人の方の命と暮らしが脅かされます。リニア建設は中止すべきであります

横山正文 候補

また、横山正文 候補は「先進坑貫通工事の許可を即座に出す」と推進派です。

村上猛 候補

村上猛 候補は「リニアの計画が正しいのか検証する」としています。

浜中都己候補

浜中都己 候補は「責任を国に持ってもらうことを条件に進めたい」と、主張しています。

リニアに対する各候補の主張

届け出順に各候補の訴えをまとめました。

横山候補「先進坑貫通工事の許可を即座に出す」

森候補「テレワークなど進み必要性も失われた。水と環境を破壊するリニア計画は中止すべき」

鈴木候補「様々な課題を浮き彫りにした川勝知事の姿勢を評価。課題をクリアしながら進めていく」

大村候補「流域市町との対話を重視。静岡へのメリットを引き出し、1年以内に方向性示す」

村上候補「リニア計画そのものが正しいのか検証する」

浜中候補「責任を国に取ってもらうということを条件に進める」

各候補のリニア対応を分析する西原氏(右)

元県議で、大井川の水を利用している牧之原市の市長も務めた西原茂樹 氏(総務省地域力創造アドバイザー)は、同じ推進派でも大村候補と鈴木候補では「川勝前知事のこれまでの手法の評価をめぐって違いがある」と指摘します。

西原茂樹 氏:
基本的には川勝前知事がやってきた手法を肯定しながら、「課題がはっきりしてきたので、それを解決しますよ」というのが鈴木候補。

大村候補は「川勝前知事が流域市町との対話をしっかりしてこなかった。川勝前知事の様々な手法がよくなかったから、そうじゃなくて流域市町と対話をして結論を早く出す」と。ここが両者で非常に違う。

森候補の場合は「認めない」という川勝前知事をほぼ踏襲している。ここは明確に候補の手法が違ってきている。大村候補と鈴木候補は(ともに推進派で)これからやることはそんなに違わないと思うが、今までの川勝知事の評価が違ってきていると思う

静岡県知事選は5月26日に投開票が行われます。

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