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富士登山者数制限…山梨で事前予約開始へ 静岡は弾丸登山増加を心配 ハイカー「両方でやらないと」

富士登山の混雑を防ぐため登山者数を1日4000人に制限する山梨県は、吉田ルートを通る登山客を対象に5月20日から通行の予約を事前におこなうシステムの運用を始めます。

山梨県は事前予約を受け付けへ

富士登山オフィシャルサイト

山梨県は7月1日から富士山の「吉田ルート」で5合目にゲートを設け、1日あたりの登山者数を4000人に制限し、1人2000円の通行料を徴収します。

この規制にともない、5月20日から「通行予約システム」で事前に通行の予約を受け付けます。

山梨県などが運営する「富士登山オフィシャルサイト」から予約ページに進み、登山前日までに氏名や時間帯などを登録し、通行料2000円をクレジットカードやQR決済で事前に支払います。

事前の予約枠は1日3000人で、当日分としては1000人を確保していて登山口で通行料を支払って通行できます。

須走口五合目

静岡側では通行料の支払いはないものの、山小屋の予約や登山計画を事前に登録するウェブシステムを準備していて、登山口でスタッフが登録内容を確認し午後4時以降は宿泊予約がない人には登山の自粛を呼びかけます。

富士宮口の登山者が増加か

富士宮市・須藤秀忠 市長

静岡側で最も登山者が多い富士宮口がある富士宮市の須藤市長は、山梨側の通行料の徴収を受け富士宮口の登山者が増加するとの認識を示しました。

富士宮市・須藤秀忠 市長:
今まで通りでやって、どうしても登山者が多すぎて対応に困るにことになれば、県とよく相談する。市が富士吉田と協議するとかいう筋合いのものではなく、県と歩調を合わせていくことが大事なこと

静岡側の山小屋も不安

東富士山荘・米山千晴 代表

静岡側の山小屋経営者も不安を感じています。すでにほぼ満室の山小屋もあり、登山者の増加で懸念されるのが弾丸登山です。

東富士山荘・米山千晴 代表:
弾丸登山をせざるを得なくなってしまう。山小屋に入れない状態。しかしながら遠くのお客様、地方から来るお客様は用意をしてきて帰るわけに行かない。今年も外国人登山客が非常に多く来ると思っています。やはりちゃんとしたルールを作るべきで、それが一番の課題。早急に進めるべきことだと思う

「入山規制は両方でやらないと」

ハイカー

須走口でハイキングを楽しんでいた人たちは…。

ハイカー:
入山規制はいいと思いますが、山梨県側だけでやると静岡県に流れてくるのが一番心配している

ハイカー:
こっち側(山梨県側)だけやったって、こっち(静岡県側)の人がいっぱいになったら大変になるのでやはり両方でやらないと

山梨側と静岡側の違いは…

山梨県と静岡県の対応

山梨側の吉田口では前日までにウェブサイトから通行の予約をして、決済・支払いも済ませることができます。

そして登山当日、5合目の受付で予約完了メールのQRコードをかざしゲートを通過します。

予約がなくても1日の上限4000人に達していなければ、当日に通行料を支払って通行できます。

一方、静岡側ですが3つの登山口がありますが通行料の支払いはありません。

ウェブシステムで登山計画を事前登録したあと、登山口などでスタッフが登録内容を確認し、午後4時以降宿泊予約がない人には登山の自粛を呼びかけます。

須走口五合目

2023年は山梨側の吉田口で、登山者が1日の上限となる4000人を超えた日が5日間あったということです。

静岡側も2024年の状況を踏まえ、2025年に向けて対策を検討していく方針です。

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