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「金額を見てワクワクしちゃう」500万円騙し取られた女性が語る投資詐欺の手口 被害の入口は親族 静岡

投資詐欺のイメージ

2024年に入り静岡県内でもSNS型投資詐欺の被害が急増している。4月18日までに34件発生し、2023年の20件をすでに超えている。中には1億5800万円も騙された被害者も…。

なぜ騙されてしまうのか?500万円もの被害に遭った女性に聞いた。

きっかけは親族からの紹介

被害女性

被害女性:
自分の入れた金額が反映されて、毎日毎日増えているのがわかるんです。「あなたの利息は今いくらになっていますよ」「合計金額いくらですよ」っていうのが出てるとワクワクしちゃうわけですよ

静岡市に住む50代の女性は2023年10月から11月にかけて、親族に紹介された投資アプリで詐欺の被害に遭い、約500万円を騙し取られた。

被害女性が実際に使用していたアプリ

安全な投資だと思い込んでいた女性は友人にもアプリを紹介。友人も女性と同様、現金を騙し取られたそうだ。

「身内は私に紹介したことを悔やんでいますし、私もやっぱり友達に紹介したことを悔やんでいます」と話す。

「SNS型投資詐欺」の手口とは

SNS型投資詐欺のイメージ

全国的に相次ぐ「SNS型投資詐欺」。SNS上で投資や副業を勧め、犯人の口座にお金を振り込ませるのが手口だ。

警察によれば静岡県内では2024年に入ってから3月末までに17件の被害が確認され、被害額は5億9231万円にも上っている。

SNS型投資詐欺のイメージ

女性は専用アプリのチャット機能で犯人とやりとりをしていたそうだ。

「アプリを開くとホームページに飛びます。もうなくなっちゃったけど、自分がいまどのくらいあるかというのがわかる」とスマホ画面を見せながら説明をしてくれた。

被害女性が実際に使用していたアプリ

「その画面にインカムマークがあってクリックするとチャット画面に飛び、チャットでやり取りをします。『いくら入金しますか』と会話が始まって、手続きが進んでいく」
とのことだ。

チャットでやり取りができ、入金後にお金を下ろすこともできたため、女性はすっかり信じ込んでしまったという。

被害女性が実際に使用していたアプリ

被害女性:
元金増えれば利率が上がっていく仕組みで、最初の20万円の時は0.5%。毎日0.5%がついているので2週間後に180万円を入れて200万円にしました。利率を上げるために追加でお金を入れてしまった。それも向こうの手口だと思う

日に日にお金が増えていくことでさらにのめり込むようになり、女性は7回にわたりあわせて500万円を入金した。

被害女性が実際に使用していたアプリ

「いま思い返せば、怪しい部分もあった」と女性は振り返る。

「振込先が法人ではなく個人名義だったので『あれ?』って思った」と言うが、「私がいま勤務している所も銀行口座が法人名義ではなくて個人なので、そういったこともあると思い込んでしまった」と肩を落とす。

「簡単に儲かる」ことはない

県民生活課の職場風景

静岡県 県民生活課によれば、こうしたSNSを使った投資や副業を勧めるトラブルの相談は増加傾向にあるそうだ。

2024年2月末時点で647件で既に前年度に比べ182件増えている。被害に遭わないためにも「簡単に儲かることはない」と呼び掛けている。

楠 眞季子 班長

県 県民生活課・楠眞季子 班長:
振込先に個人名義の口座を指定された場合は詐欺の可能性が非常に高いので絶対に振り込まないようにしてもらいたい。簡単に儲かることはないので、友人や知人からの勧誘であっても、必要のない契約はきっぱり断ってください

投資詐欺のイメージ

投資への関心が高まる中 SNSを使って投資を勧め、お金を騙し取る「SNS型投資詐欺」が全国で相次いでおり、県内でも2024年に入り増加している。

静岡県警によれば昨年1年間で20件だったものが、2024年は1月に4件、2月に5件、3月に10件と月を追うごとに増加。4月18日までに34件に達している。注意を呼び掛けてはいるが、3月には60代の女性が1億5800万円の被害に遭った。

「貯蓄から投資へ」という掛け声に踊らされ、ウソの儲け話に騙されないように、くれぐれも注意したい。

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