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ポンチョを着て用を足す?需要高まる防災グッズ 注目商品を紹介 車に備えたい物も 静岡


能登半島地震の発生から1カ月あまりが経ちました。静岡県内でも南海トラフの地震が心配される中、いま防災グッズの需要が高まっています。どんな商品が人気で注目されているのか。ホームセンターや防災用品メーカーを取材しました。

◆「常に備えてほしい」

竹下昇輝 記者:
静岡市清水区のホームセンターに来ています。こちらは防災用品の売り場になるんですが、能登半島地震を受けて商品の需要が高まっているということで、こちらには入り口付近に特設のコーナーが設置されています

静岡市清水区のカインズ清水店。こちらでは能登半島地震の発生以降、給水タンクや携帯トイレ、それに家具を固定するポールといった防災グッズの売り上げが増加しています。

カインズ清水店・上田孝一さん:
カインズ全体的にみて(2023年同期の)大体5倍の売り上げがあります。ニュースで水不足やトイレが不足しているというのを見て(売り上げの)動向が上がっている

一時品切れとなった商品もあり、店では売り場を広げて対応しています。

発災から1カ月あまりが経過し、最近では非常食もよく売れているということです。

買い物客:
おにぎりとカレーを買いました。静岡もいつ来るかわからないと言われているじゃないですか。少しずつはあった方がいいかと思って買い足しました

県は食料や水について、1人5日分を備蓄するよう呼びかけています。5日分というと決して少なくありませんが、缶詰やレトルト食品など普段から食べる食品を買い置きし、食べた分を買い足していく「ローリングストック」と呼ばれる方法を勧めています。 

カインズ清水店・上田孝一さん:
こういった時に限らず、常に防災用品を備えてもらえたら急に売り場から減ったりしないので常に備えてほしい

◆ポンチョを着て車内で用を足す

ファシル・八木貴司 取締役:
最近問い合わせが多い商品の1つが災害用備蓄スタンド「BISTA(ビスタ)」という商品です

静岡市駿河区で防災グッズを企画・製造するファシル株式会社。

こちらが開発した災害用備蓄用スタンドはオフィスや学校など人が集まるところに設置する目的で作られ、中には50人分の防災グッズが入っています。価格は58万3000円からです。

ファシル・八木貴司 取締役:
例えばカセットボンベでエンジンがかかり、コンセントが使えるようになる発電機です

この発電機「クレマスマートプラス」はカセットボンベ1本で、最大80分間電源が使えます。最大700ワットまでの電化製品が使用でき、700ワットで使い続けた場合、40分間電源が持ちます。価格は17万3800円です。

また、ポンチョ「3WAYポンチョ」は防寒対策やレインコートとしても使えますが、トイレの際に着用すればプライバシーを保護することができます。価格は1408円です

ファシル・八木貴司 取締役:
例えば仮設トイレがあったとしても共用の物なので、衛生的にも汚くなって心理的にも行きづらい。代わりにどこかでしなければいけない。仮に車の中でするにしても窓ガラスもあるので、ポンチョを着て用を足す。それだけでも心理的な不安は取り除かれると思います

他にも問い合わせが多い商品にはこんなものも…

ファシル・八木貴司 取締役:
「ボウサイブロック」という商品なんですが、弊社では車の中に置きっぱなしにしていいという防災セットを開発していて、これが代表的な商品です

こちらの「ボウサイブロック」には、車を運転中に地震などが起きたとき用に手袋や携帯トイレ、水や食料など12点の防災グッズが入っています。温度変化が大きい車内に対応し、クッキーや水は80℃まで耐えられるということです。価格は7480円です。

八木さんは自宅だけでなく、様々な場所や状況を想定して備えることが重要だといいます。

ファシル・八木貴司 取締役:
(防災用品を)車に置くのかオフィスに置くのか。どこで何が起こってもいいような対策が必要

地震は突然発生します。こうした機会に改めて災害への備えについて、考えておくことが求められています。

ホームセンターに来たお客さんは能登半島地震を受け、備えてあった非常食を確認したところ賞味期限が切れていたと話していて、定期的に新しいものに入れ替えることが重要です。

災害への備えは自身のためだけでなく、周りの人のためにも備える時代になってきています。災害によってさまざまな問題が発生するため、幅広いケースに対応する備えが必要となりそうです。

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