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【花粉症】静岡県内でまもなく飛散開始か ヨーグルトや海藻で予防も…医師が教える3つの対策

スギ花粉

環境省の資料によると日本人の花粉症の割合は1998年には19.6%だったものが2008年には29.8%、2019年には42.5%に達しているそうです。

また、一口に花粉症と言っても春先のスギ、ヒノキ、初夏のシラカバ、秋口のブタクサなどいろいろな花粉が原因となっています。

中でも一番多いのはスギ花粉で、2019年にはその割合は38.8%でした。

2024年の花粉の飛散情報から対策のポイントなどをお伝えします。

2024年の飛散量は「平年並み」

これからの時期 悩まされる人も多い花粉症。2023年は大量飛散。症状がひどかった方や花粉症デビューしてしまった人もいたのではないでしょうか。

気になる2024年の飛散量について取材してきました。

落合健悟 記者

落合健悟 記者:
この時期花粉症の人にとっては、一番気になる花粉の発生量の調査がこちらで行われています

スギの木

静岡県浜松市浜名区の県 森林・林業研究センター。県内のスギの木を調査し、毎年予想発生量を発表しています。

気になる2024年の予報については“緊急会見”を開きました。

県 森林・林業研究センターの緊急会見(You tube)

県 森林・林業研究センター担当者:
令和6年春のスギ花粉発生量について発表します。令和6年は平年並みです。平年並みとは過去10年間の平均プラスマイナス30%の幅に入っていると言うことです

県による調査結果を、人でも多くの人に見てもらおうと、県 森林・林業研究センターはユーチューブによる発表を行いました。

この発表方法を発案した光本研究員に、調査の方法を聞きました。

光本智加良 主査

県 森林・林業研修センター 光本智加良 主査:
県内に20カ所定点が設けてあり、そこにどれくらい雄花がついているかを目視で観測しております。この粒がスギの雄花。この一粒一粒に花粉が入っている

観察中の光本 主査

スギの木についた雄花の量をAからDの4段階で評価し、過去10年の平均値と照らし合わせたうえで、その年の発生量を予測します。

今年度の雄花の量は平均の7~8割ほど。「平年並」との結果でした。

ただ、予測と発生量ではばらつきが生じることもあるそうで、油断しないことが大切です。

犀星の杜 クリニック六本木・川本 徹 院長

一方医師は、早めに対策をとることをすすめています。

犀星の杜 クリニック六本木・川本 徹 院長:
例えば2週間くらい前からいつも内服している抗ヒスタミン剤を飲んでおくと、その症状が和らぐということがわかっています。どうしても軽い症状の人は様子を見たいと思ってしまいますが、花粉の飛ぶ量に比例して症状が強くなってくるので、(症状が)軽い方でも早めに対策をした方がいいので、医療機関を早めに受診した方がいい。

今年の花粉発生量

県内の2024年のスギ花粉発生量は過去10年間の平均値と比較して割り出すそうです。

調査は、2023年11月27日~12月1日の間に実施されました。

スギは雄花と雌花がありますが、花粉の発生源となるのは雄花で、1つの雄花に約40万個もの花粉が入っているそうです。

県内各地の杉林20カ所で雄花生産量を調査した結果は「平年並み」とのことでした。

ちなみに2023年は平年の2倍と非常に多い年でした。

ポイントは善玉菌

3つの対策

どのような対策をとればいいのか、川本医師に聞きました。対策のポイントとしては次の3点があるそうです。

1 自律神経を整える
不安やストレス、睡眠不足などで交感神経が緊張するとアレルギー症状が出やすくなるそうですので、軽い運動が対策としてはお勧めだそうです。

2 鼻呼吸を意識
口から花粉を吸い込むと、腸に花粉が入ってきて腸内で抗体ができて花粉症の症状がでる。鼻呼吸なら花粉は体内に入っていかないそうです。

3 腸を整える
特に飛散が本格化する前に腸内環境の見直しをするとよい。ポイントは腸内にある善玉菌だということです。

食品などに含まれる善玉菌

ポイントとなる善玉菌について詳しく教えてもらいました。

犀星の杜 クリニック六本木・川本 徹 院長:
善玉菌を増やすことによって、アレルギー症状を緩和させることができます。悪玉菌が増えてくると善玉菌の作用が弱ってくるので、アレルギー症状が出やすくなります。まず悪玉菌が増えないようにするために、善玉菌を増やすような食事をする。もしくはヨーグルトや発酵食品などを摂って、善玉菌を増やす、ぜん動運動を良くして、悪玉菌を排出することによっても善玉菌が増えるので大事です

花粉症に効果的な食材

川本医師によるとビフィズス菌が重要だそうで、ビフィズス菌入りのヨーグルトなどで摂取できます。

また善玉菌を増やすために発酵食品やそれらの働きを助ける食物繊維の多いもの、例えばオクラや海藻、ゴボウなども積極的に摂取しましょう。

また石原新菜医師によると”にごり酢”に含まれる「酢酸菌」はアレルギー症状を抑える働きがあるそうで、リンゴも抗アレルギー免疫力をアップさせるということでおすすめだそうです。

笠井さんと池田さん

元フジテレビアナウンサー・笠井信輔さん:
僕は花粉症ではないけれど、妻が花粉症で、ヨーグルトや納豆を食べているのは善玉菌を増やすと言う理由があったんだね

中日新聞東海本社 編集局長・池田千晶さん:
私も花粉症ではないのですが、良く寝て、適度に運動して、栄養に気を付けてと言うことですね。私はバナナもヨーグルトも食べてるのでそのおかげかなと思いました

今週中に「飛散開始」か

花粉飛散状況のデータ

県内の飛散状況について気象予報士の小塚さんの解説です。

小塚恵理子 気象予報士:
今年はすでに飛んでいるのではと言う方も多いのですが、県の耳鼻咽喉科の医師が調査した静岡市葵区の2月4日までのデータをみてみましょう。

1平方センチメートルの中に花粉が何個付いたかを調べたもので、2日連続で1個以上観察されると花粉飛散開始となります。

1月1日にすでに花粉が飛んでいることは確認できますが、4日までに2日連続で観測された日はありませんので「飛散開始」とはなりません。

ではいつ飛散開始になるのか週間予報をみながらみていきましょう

週間予報と花粉が飛びやすい気象条件

小塚恵理子 気象予報士:
花粉が飛びやすい気象条件は「晴れ」「気温が高い」「風が強い」「乾燥している」などが挙げられすので、まさにこの時期の気候が飛散しやすい条件と言えます

週間天気をみると雨上がりの7日 水曜日以降は要注意です。週末には気温が上がりおだやかな晴天となり、遅くとも今週中には「飛散開始」となりそうです

本格的な飛散時期について

小塚恵理子 気象予報士:
飛散し始めると急激に花粉量は増えてきます。本格的に飛散するのは、2月中旬から3月中旬の見通しとなっています。

そして3月中旬頃には、スギ花粉は徐々に収まり、ヒノキ花粉の飛散が始まり終わるのはゴールデンウィーク頃と長丁場になっていきそうです

飛散開始となる前に早めに対策を取ってこれからの季節、少しでも快適に過ごしていただければと思います。

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