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【能登半島地震】発災1カ月…避難所の犯罪警戒や病院応援など派遣続く 被災家族の受け入れも 静岡


能登半島地震の発生から2月1日で1カ月です。避難生活が長期化する中、静岡県は被災地に警察や医療・福祉チームなどを派遣し、被災地の安全や心のケアのための支援を続けています。

元日に襲った能登半島地震では2月1日までに240人が死亡し、15人が安否不明となっていて、1日現在も8000人以上が一時避難所に避難しています。

県によりますと発生から1カ月となるいま、被災地では生活の安全が求められていて静岡県警からはのべ200人あまりが派遣され、避難所での犯罪の警戒や街の防犯活動などにあたっています。

医療の面では医師や看護師などでつくる災害派遣医療チームが避難所や病院の応援を続けていて、1日は第10次隊が現地入りしました。

また、県は被災者を受け入れるため県営住宅 計47戸について無償で提供する態勢を整えていて、島田市の県営住宅に一家4人が入居したということです。

県は今後、避難生活の長期化を見越して精神医療やリハビリなど被災者に寄り添ったきめ細やかな支援を続けるとしています。

◆南海トラフ地震に備えて

能登半島地震が元日に起きたように、地震は突然発生します。静岡県も南海トラフの地震が心配されていて、能登半島地震から学ぶべき教訓を整理してみました。

大切なのが建物の耐震化です。

能登半島地震で死亡した240人のうち222人について警察が調査したところ、約41%を占める92人の死因が建物の倒壊などによる「圧死」でした。

被害の大きかった石川県珠洲市の住宅の耐震化率は51%、輪島市は45%ほどにとどまっています。

静岡県の耐震化率は89.3%ですが、例えば高齢化が進んでいる西伊豆町では69.3%でさらに耐震化を進める必要があります。

そして様々な活動を阻んだのが道路の寸断です。

消防隊がすぐに救助に入れないケースや支援が届かない孤立集落も相次ぎました。

同じ半島となる伊豆半島でも道路が寸断すれば同じように孤立する恐れがあり、幹線道路沿いの建物の耐震化に加え、整備中の伊豆縦貫道の早期完成、幹線道路の強化が求められます。

また避難の長期化に備え、食料や携帯トイレなどの備蓄など防災意識を高めておくことが大切です。

-こういう機会に備えを見直すことは大切ですよね

精神科医・木村好珠さん:
すごく大切なことです。いま地震が起きたらここで終わりではなく、心のことなどずっと続きます。早期からの介入が大切なので命の危険ももちろん大切ですが、精神の安全・安心をしっかりケアすること。

子供は不安を口に出せないこともあるので、その時に「不安だよ」という言葉ではなくて、例えば癇癪を起してしまったりおねしょをしてしまったりとか、そのような行動で現れることがあります。その時は怒らず「大丈夫だよ。一緒に頑張っていこうね」というようなケアで、みんなで一緒に頑張って乗り越えていこうねという姿勢で臨んでほしいです。

人間は孤立に弱いので、こういうことが起きたときに誰とも話さないとなるとどんどんつらくなるので、普段から自分の近くのコミュニケーションをしっかり作っておくことは大切です。

-避難経路や避難場所など、日頃から確認しておくといいかもしれませんよね

スポーツ解説者・宮下純一さん:
こういう(能登半島地震)震災のために備えは大事と思わされますが、月日が経つとないがしろにされてしまうので、今回の震災の経験を次に生かすことは大事ですし、南海トラフ地震も相当な確率で起こるといわれていますので、早いうちに情報を共有して学んだことをシュミレーションをすることが大事になってくると思います

自宅や勤務先でも、命を守るために落ちてきたり移動してきたりする危険なモノがないか確認しておくことが大切です。

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