ニュース

茶どころ静岡から新しい魅力を発信!春の新茶 夏のかき氷に加え秋冬の人気メニューを提案 静岡

茶畑とお茶とスイーツ

静岡県のホームページによると、静岡県はお茶の栽培面積、荒茶の生産量、産出額で日本一です。いわば「お茶の三冠王」ですが、農家の高齢化やペットボトル飲料の普及で急須で入れるお茶離れが進むなど、多くの課題を抱えています。

こうした中、新茶シーズン前の閑散期ともいえる秋冬の時期に「静岡茶」の良さをもっと知ってもらおうと言うプロジェクトがスタートしました。

静岡茶のブランド化を目指した新たな取り組み その名も「するがヌーン茶」(スルガヌーンティー)。一体どういったものなのか取材して来ました。
        

こだわりのスイーツとのペアリング

「1」にこだわった3つのお茶

松下翔太郎アナウンサー:
まずはスイーツが3種類、お茶も3種類ですか

茶町KINZABURO・前田冨佐男 代表取締役:
「1」にこだわった3つのお茶を用意しました。まず清水の両河内のお茶は新茶の初取引の時に一番高い値段が付く。本山のお茶は静岡茶発祥の地で一番。そして一番 生産量が多い牧之原という3つのお茶をご用意しました

「茶っふる」に抹茶のソフトクリームとパウンドケーキ

「1」にこだわった3種類のお茶と一緒に出てきたのは、抹茶を使ったワッフル「茶っふる」と抹茶のソフトクリームとパウンドケーキです。

松下翔太郎アナウンサー:
すごく濃い抹茶の良い香りがします。本山茶は優しくて ほのかに甘くて。一方「茶っふる」は濃くてよい香りの濃厚な抹茶で渋みもありますし、それぞれの良さが口の中で混ざると新しいおいしさです。これを何パターンも楽しむことができると

秋冬の茶業界を盛り上げる

するがヌーン茶の各参加店舗のメニュー

するがヌーン茶とは、2種類以上の静岡茶とスイーツを組み合わせたアフタヌーンティーのことで、県中部地区の24店舗で楽しむことができます。

静岡茶の多様な味わいと、こだわりのスイーツのペアリングを堪能できるようメニューは参加店舗が独自に開発したそうです。

仕掛けたのは、県中部の観光振興や地域づくりに取り組む「するが企画観光局」です。

増田遥さん

するが企画観光局・増田遥さん:
春は新茶シーズンでお茶が盛り上がる。夏はかき氷の茶氷があったんですけど、秋冬にはそういうコンテンツが少ないので、1年を通して地域の方や観光客がお茶を楽しめる場を提供したいということで このプロジェクトを始めました

するがヌーン茶の他店のメニュー

茶町KINZABURO・前田冨佐男 代表取締役:
お店を知ってもらいたいのもありますし、お茶の良さを静岡に来て知ってもらいたい、各店舗の特徴を出しているので、切磋琢磨する中でお客様があのお店、このお店に行ってみようという相乗効果が必ずあると思う。そういう意味でお茶のファンを増やす意味合いが非常に強いと思う

茶畑での収穫

全国の約4割と日本一のお茶の生産量を誇る静岡県ですが、農家の高齢化や急須で入れるリーフ茶離れなど、さまざまな問題を抱えています。

固定観念を捨て新しい提案を

前田冨佐男 代表取締役

茶町KINZABURO・前田冨佐男 代表取締役:
日本人にとってお茶があまりにも当たり前すぎて、これ以上の膨らみがないというところに、新たな飲料が押し寄せてきているので、現状は非常に厳しいと思います。海外に向けて新しい楽しみ方、例えば今やっているようなスイーツとの組み合わせなど、新たな提案をこれから模索してお客様に知らしめていくことが必要だと思います

店内

茶町KINZABURO店舗内部

店舗ではお茶の良さを感じられるスイーツやお菓子を多く取り揃えているほか、
味や香りが異なる100種類以上のお茶を展開しています。

また 好みのお茶を見つけられるよう、小分け販売を行うなど工夫を凝らしています。

茶畑

するが企画観光局・増田遥さん:
我々も静岡の茶畑がある景色を守っていきたいと思っているので、新しい企画を提案していくことで、お茶を飲む若い方が増えることに繋がり、静岡にとって大事な茶業界を守っていくことに繋がればと思う

するがヌーン茶とは

「するがヌーン茶」(スルガヌーンティー)とは2種類以上の静岡茶とスイーツを組み合わせたアフタヌーンティーのことです。

静岡茶の多様な味わいと、こだわりのスイーツのペアリングを堪能できるよう参加店舗(24店舗)が、それぞれが独自にメニュー開発しています。

藤井聡太さんが食べたスイーツの味

春風亭昇々さんと西原茂樹さん

取材したのは静岡の老舗茶問屋、茶町KINZABUROの「静岡三撰茶マリアージュセット」です。

藤井聡太さんも2023年4月の名人戦のおやつで食べた「茶っふる」、そして「富士山パウンド」に「抹茶ソフトクリーム」の3種類のスイーツと産地が異なる3種類のお茶を一緒に楽しみことができます。

ということでスタジオゲストのお二人に天竜の抹茶を使った「茶っふる」と本山茶をご用意しましたので召し上がって下さい。

総務省地域力創造アドバイザー
西原茂樹さん(元牧之原市長):
これが煎茶のおいしさだね、山のお茶です。(天竜の抹茶を使った)「茶っふる」はかなり苦みがあるね。でもこれを食べてお茶を飲むとまたおいしいね

落語家・春風亭昇々さん:
見た目は薄い感じだけど味は濃いお茶ですね。「茶っふる」は苦みがあって甘すぎずいい。静岡茶といっても色々あるでしょうから他のも飲んでみたくなりますね

茶業界の現状について

この取り組みの狙いは静岡茶のブランディングで、夏場はかき氷の「茶氷」があり定着して来ましたので、茶業界の閑散期となる秋冬にも業界全体を盛り上げる展開をしたいという思いもがあるそうです。

県内の茶業界の現状は荒茶生産量も茶園面積も減少してきています。農家の高齢化やリーフ茶離れなど様々な問題を抱えているようです。

茶の良さを静岡に来て知って

茶町KINZABURO前田代表の問題意識

茶町KINZABURO前田代表によれば、お茶以外の飲み物が増えていく中で、お茶業界がリーフで売らなければという固定観念が強いのではと言うことです。

例えばお菓子につかったり、扱いやすいティーバッグにしたり、煎茶だけではなく抹茶や和紅茶にしたりといろいろな道はあるとしています。

総務省地域力創造アドバイザー・西原茂樹さん(元牧之原市長):
ペットボトルのお茶が出てきて、急須でいれたお茶を飲む人が減ったよね。そういう点からも固定観念にとらわれず、消費者と一緒にお茶を楽しむ文化を作って静岡の茶業界を盛り上げて欲しいですね

「するがヌーン茶」プロジェクト開催期間

県中部地区の茶農家、製茶問屋、カフェなど24店舗が参加している「するがヌーン茶」プロジェクトは2月29日まで開催となっていますが、一部の店舗では期間を延長したり通年で行っているそうなので詳細はホームページなどで確認してください。

そして皆さんもこの機会に是非 お茶のおいしさを楽しんでいただければと思います。

静岡のニュースを発信!静岡で何が起きているのか。これからどうなるのか?丁寧に詳しくお伝えします
  • BLOG
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube