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戦争を想起? 解体前の庁舎で”サバイバルゲーム”に賛否 市長は予定通りの開催を明言 静岡・島田市


解体される静岡県の島田市役所の旧庁舎で11月26日に開催されるサバイバルゲームについて、議員などから「戦争をイメージさせる」などとして中止を求める要望書が出されていたことがわかりました。市民からは賛否両論の声が上がっています。

島田市役所の旧庁舎は11月27日から解体される予定ですが、サバイバルゲームの事業者から提案があり、解体前日の26日にサバイバルゲームの会場として活用されることになりました。

菱川拓斗 記者:
こちらにある旧市長室もサバイバルゲームの会場となります

しかし、旧庁舎を貸し出す島田市に対し議員や市民グループなどから「戦争をイメージさせる」として中止を求める要望書が3件提出されました。

要望書を提出した森伸一 市議:
ガザとかウクライナで戦闘が行われてる時に、それを連想させるようなものを庁舎の解体イベントでやっていいものかなと非常に疑問に浮かびました。市民みんながよかったというような送り方をしていただきたい。今の方法はそうはならなくて後々に大きな悔いを残す形になると思うから、やめてもらいたい

市民の意見はさまざまです。

島田市民:
ゲームでいろいろやってきている人たちが、あまりそれ(イベント)を戦争に結び付けることはしないんじゃないかなと思う

島田市民:
個人的には問題ないかなと思います。使われなくなった建物の有効活用というのも考えられるんで、メリットデメリットがあるのかな

島田市の染谷市長は予定していた参加を取りやめるものの、中止はしない方針です。

島田市・染谷絹代 市長:
私はこれ以上誤解を招くようなことはしたくないと思いますので、当日の私の参加は見合わせたいと思っています。(サバイバルゲームは)予定通り開催させていただきたい、開催することを認めたいと思っております

サバイバルゲームの運営会社は「安全な遊びだということをわかってほしい」と理解を求めています。

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