死刑判決が確定した袴田巖さんのやり直しの裁判は11月20日 3回目を迎え、最大の争点「5点の衣類」についての審理が始まりました。
57年前、当時の清水市で一家4人を殺害したなどとして死刑判決が確定した袴田巖さんについて、10月27日からやり直しの裁判が始まっています。
袴田さんの姉・ひで子さん:
5点の衣類ね、肝心なものですから慎重に聞いております
20日の裁判から、犯行時の着衣として有罪判決の最大の根拠とされながら 裁判のやり直しを決定する際に捜査機関によるねつ造の可能性が指摘された「5点の衣類」に審理の対象が移っています。
検察側はやり直しの裁判でも「袴田さんが犯行時に着用し事件後にみそタンクに隠した」と主張しており、どう立証していくか注目されています。