小塚恵理子気象予報士
【 15日最低・最高気温 】
最低気温は浜松・磐田は今季最低で、12月上旬並でした。その他は14日より2~5℃ほど高くなって平野部は平年並です。山間部は高くなったものの、15日朝も12月上旬並でした。最高気温は14日より下がって15℃前後の所が多くなりました。平年より低く、全地点で12月上旬並の寒さになりました。
【 静岡気象台のイチョウ 】
静岡地方気象台でも、イチョウとイロハカエデの色づきを毎年観測しています。一般的に色が変わることを「こうよう」と言いますが、気象台では黄色を黄葉、赤を紅葉と分けています。観測の基準は、葉の大部分がイチョウなら黄色、イロハカエデなら赤色に変わり、緑色がほとんど認められなくなった日となっています。こちらは15日の様子ですが、イチョウは随分進んでいるように見えますが、まだ緑色の部分が多く、15日時点ではまだ観測となっていません。イロハカエデはまだまだという状況です。例年だとイチョウは11月の終わり頃、イロハカエデは12月のはじめごろで、
平野部はこれからです。
【 紅葉情報 】
山間部は見頃が続いています。小國神社・熱海梅園・修善寺自然公園は色づき始めていて、平野部はこれからという状況です。標高の高い所から順調に進んできている
印象です。気象台の情報も併せて、今後もお伝えしていきます。
【 天気図 】
15日は小さな低気圧が静岡県内の近くを通りましたので、日中雲が多くなりましたが、16日は低気圧が離れるためいったん天気回復です。西からは前線を伴った低気圧が近づいてきて、湿った空気が流れ込むため、次第に雲が多くなるでしょう。17日(金)は前線通過の影響で雨風ともに強まり、天気が荒れそうです。
【 静岡県内の天気 】
午前中はよく晴れそうです。昼過ぎからは雲が広がり始めて、午後9時以降は雨の降り出す所がありそうです。洗濯物はよく干せそうです。
【 気温の予想 】
一時的に暖かい空気が入るので15日と同じか少し高めです。最低気温は平野部で10℃前後でしょう。最高気温は浜松・静岡・沼津は19℃の予想です。日差しもあるので15日ほどの肌寒さはなさそうです。
【 週間予報 】
17日(金)の午前中は広く雨です。雨・風ともに強まって、荒れた天気になりそうです。午後は急速に晴れてくるでしょう。暖かい空気が残るので雨が降っても気温は高めの予想です。週末は晴れますが、雨の後、寒気が流れ込むため、18日(土)は日中も気温はあまり上がりません。12月上旬並みとなりそうです。
【 雨と風 】
16日の夜からの動きです。午後9時以降になると所々雨が降り始めます。17日(金)になると全域で雨となり、降り方が強まります。雨のピークは17日(金)の朝で、雷を伴って激しく降る所がありそうです。風も強まって静岡でも5m以上、海沿いで10m以上で横殴りの雨です。長い時間ではありませんが、17日(金)は荒れた天気に注意が必要です。