目次

かつて「サッカー王国」と呼ばれた静岡県のJリーグ2チームはJ2に降格して1年。磐田は最終節でJ1復帰を決めましたが、清水は4位に終わり、昇格できる残り1枠を3~6位の4チームで争います。プレーオフを勝ち抜くことができるのか、ライバル磐田の山田主将に展望を伺いました。

最終節で見事逆転でJ1復帰を決めたジュビロ磐田の山田大記主将。同じ静岡県勢でJ1復帰を目指すエスパルスについて伺います。
残り1枠 4チームで昇格プレーオフ

最終節が引分けで、エスパルスは3位から6位までの4チームが残り1枠をかけて戦う昇格プレーオフに臨みます。
まずは25日に5位のモンテディオ山形と、ホームのIAIスタジアム日本平で対戦します。
そこに勝つか引き分けで12月2日に東京ヴェルディ(3位)とジェフユナイテッド千葉(6位)の勝者と対戦。そしてそこでの勝者となればJ1復帰が決まります。

ー山田選手にとってエスパルスはどんな存在ですか?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
対戦するときは絶対に負けたくないチームですが、今は同じ静岡県の仲間として頑張って欲しいです
―エスパルスのプレーオフは、どんな点がポイントになるでしょうか?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
(山形との)初戦が難しいと思います。(エスパルスは)「引き分けでもいい」という部分と最終戦(引き分け)からの流れもありますし。山形は攻撃的なチームで、勝たなければならないので、かなりアグレッシブにくると思います。受けに回らないようにするのが大切かと。でもエスパルスは経験ある選手、実力ある選手がいますので大丈夫だと思います
元フジテレビアナウンサー・笠井信輔さん:
プレーオフについて、静岡県の人はジュビロのファンもみんなが「エスパルス頑張れ」と応援しているんじゃないの。「一緒にJ1行こうよ」って
“負けられない一戦” 主将の役割は?
―山田選手は昇格プレーオフの経験が海外であると聞きましたが?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
そうですね。すごく難しい戦いです。プレッシャーも半端ないですから
―“負けられない一戦”で、チームをまとめるポイントは?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
サッカーで難しいのは、選手がどうしたら良いか迷ってしまうことがある点です。そうならないようにチームとしての方向性を確認して、これをやるという点の整理を徹底していくことだと思います
―J1復帰を果たしたジュビロ、来シーズンに向けて動きは?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
トレーニングを続けながら来シーズンに向けて準備を進めていくことになると思います。オフはもう少し練習してからになります
―サポーターの皆さんには伝えたいことは?
ジュビロ磐田・山田大記主将:
本当に苦しい時に支えてくれて、最後に一緒に笑えてうれしいし感謝しています

最終節を終えての順位です。
ジュビロが2位で自動昇格。最終節で勝利した東京ヴェルディが3位。そして引き分けたエスパルスが4位となっています。
またもうひとつのJ2静岡県勢、J2初挑戦の藤枝MYFCは12位でシーズンを終えました。
エスパルスがあと2試合連勝して、来シーズン J1で磐田との静岡ダービーが見られることを期待したいです。