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サッカー・J2は12日が最終節です。町田が優勝を決める中、自動昇格は残り1枠。2位の清水エスパルスは水戸と、3位のジュビロ磐田は栃木と共にアウェーで対戦しました。
先制許すも勝利だけを追い求めて手にした自動昇格
自動昇格に向けてまずは「勝利」が絶対条件のジュビロは序盤から主導権を握ります。
前半4分にはキャプテンの山田、続いて7分には大型ルーキーの後藤がシュートを放ち、20分には山田が相手の股を抜く巧みな突破からドゥドゥにスルーパスを送るも、ここは22歳以下日本代表で栃木の守護神・藤田に阻まれます。
しかし24分。ジュビロは一瞬の隙を突かれ、まさかの先制を許します。
それでも41分。ショートコーナーからパスをつなぐと最後はドゥドゥ!前半のうちに振り出しに戻し、試合を折り返します。
後半も攻め続けるジュビロは12分。ディフェンスラインの背後に抜け出した後藤が強烈なシュートを放ちますがゴールならず。
それでも16分左サイドから松原のクロスに松本。上手く頭であわせジュビロが逆転に成功します。
このあと栃木の猛攻をしのいだジュビロは2対1で勝利。
エスパルスが引き分け、勝ち点で並んだ東京Vを得失点差で上回ったため最後の最後で自動昇格をつかみ取り、1年でのJ1復帰です。
決勝ゴールを決めた松本昌也 選手:
他会場の結果次第ではありましたけど勝ちに行くという気持ち前面に出して、その結果、ゴールが生まれたと思います
山田大記 主将:
J1で上位に行くために精神的なところ、技術的なところ、戦術的なところ、すべてまだまだ自分たちは不足している。2024年から厳しい戦いがまた始まるので、これはゴールではなくスタートとして、強いチーム、強いジュビロをまた皆さんに見せられるように頑張りたいと思います。
秋葉監督がかつて率いた水戸に大苦戦
この試合に勝てば文句なしで自動昇格が決まるエスパルス。
本拠地のIAIスタジアム日本平では、現地に駆け付けられなかった3700人のサポーターが声援を送ります。
しかし前半は水戸にボールを握られる場面が目立ち、まさかのシュート本数ゼロのまま試合を折り返します。
後半に入り徐々にチャンスを作るエスパルスでしたが17分。高橋のパスミスをきっかけに水戸に先制を許します。
追い込まれたエスパルスは北川や北爪、岸本などを立て続けに投入すると36分。山原のクロスをサンタナが頭で合わせ、豪快な同点弾を突き刺します。
このあとも惜しい場面が何度があったものの決め切れず、あと1点が遠かったエスパルス。1年でのJ1復帰に向けプレーオフにすべてを懸けます。
エスパルスサポーター:
なんとかみんなで気持ちを切り替えて、プレーオフを頑張って応援したいと思います。