ニュース

“絶対女王” 富士見VS三島南 春高バレー静岡県大会女子決勝 大林素子さんが見どころ解説


高校生にとって夢舞台「春高バレー」の全国切符をかけた静岡県大会決勝戦が11月12日に行われます。女子の決勝、富士見vs三島南の見どころをバレーボール元日本代表の大林素子さんの解説で紹介します。

◆富士見はケガから復帰の渡辺に注目

「静岡の女子高校バレー界に富士見あり」

今や無類の強さを誇るのが、県予選10連覇中の富士見です。

県内敵なしの絶対女王ですが、実は2022年の全国では新型コロナの感染により大会を辞退。戦えなかった悔しさを力に変えて、この夏は過去最高の全国ベスト8と春高に向けて着実に力をつけてきました。

そんなチームを支えるのが、県内最長の身長181cmの渡辺みうか選手です。1年の夏からレギュラーの座を掴むと、2年生では18歳以下の日本代表入りをします。

才能は誰もが認めるところですが度重なるケガに悩まされ、2月の新人戦や6月の県総体と大事な試合で戦列を離れた時期も…。

それでもこの春高が高校バレーの集大成。感謝の思いで挑みます。

富士見高校・渡辺みうか選手:
自分がプレーでチームを引っ張ることができない期間が長くて、つらい時に支えてくれた人に「こんなに思い切りプレーできているんだよ」というのを、プレーを通して伝えることができたらいいなと思います

ー渡辺選手のすごさは?

元日本代表・大林素子さん:
渡辺選手は身長・打点の高さがとってもシャープなんです。181cmあると、ミドルという真ん中で使われることがありますが、サイドで高いトスを打つことによって、よりスケールの大きな選手になっている。

ケガをして得られたものは精神的な強さなんです。いままでの彼女が味わったことのないものを見ることによって、メンタルが強くなって、コート上の渡辺選手が強くなったと思います

◆三島南は2年連続準優勝の雪辱なるか

対して、絶対女王の牙城を崩したいのが三島南高校です。
2年連続決勝戦で涙を飲みましたが、2023年もリベンジの舞台が整いました。
3度目の正直で新しい歴史を作るのか。激闘から目が離せません。

改めて大林さんに決勝戦の見どころを伺います。

元日本代表・大林素子さん:
富士見が強いのもありますが、三島南が連続して悔しい思いをしているので最後の頑張りを期待しています

毎年ドラマが生まれる春高バレー県大会決勝戦は、11月12日に静岡市のこのはなアリーナで行われます。テレビ静岡では、この試合の模様を12日深夜1時5分から大林さんの解説で実況録画中継でお伝えします。

静岡のニュースを発信!静岡で何が起きているのか。これからどうなるのか?丁寧に詳しくお伝えします
  • BLOG
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube