ニュース

テレビ静岡「イーちゃんの白い杖」 日本民間放送連盟賞「グランプリ」受賞 全部門対象の選考で最高評価


テレビ静岡が制作した「イーちゃんの白い杖 特別編」(2023年5月4日放送)が、放送業界で権威あるコンクールのひとつ日本民間放送連盟賞の「テレビ・グランプリ」を受賞しました。
※グランプリは全4部門(報道・教養・エンターテインメント・ドラマ)の最優秀とこれに次ぐ優秀1番組の計8番組を対象に選考

この番組は、生まれつき目の見えない「イーちゃん」こと小長谷唯織さんが、重度の障がいをもって生まれた2歳年下の弟・息吹さんをはじめ家族に支えられながら、自立する姿を25年にわたり追い続けました。

選考理由:
25年もの長きにわたり、生まれつき目の見えない少女の成長とその家族を取材した。私的な生活を撮影していても被写体である家族が違和感なく応じており、取材者との強い信頼関係が自然と感じられる。障害者福祉のあり方を深く考えさせられるとともに、視覚障害のあるイーちゃんが悩みや葛藤を抱えながらも幸せを見つける成長物語として見ごたえがあった。社会的意義とエンターテインメントが高度に融合しており、悩みながら自分と向き合い、未来に向かって生きるすべての人に見てほしい番組である。

テレビ静岡・橋本真理子 報道制作局長(授賞式のスピーチにて):
本当にありがとうございました。弟の息吹君ですけれども手術20回、入院50回を超えまして、2023年6月、重い肺炎で本当に危ない状況でした。

お母さんも「もうダメかもしれない」と、「(亡き)おじいちゃんが連れて行ってしまうかもしれない」と言っていましたが、彼が元気なうちにこの番組を全国の皆さんに見てもらいたいと思って、ずっと取材を続けてきました。夢が叶って本当に良かったです。

息吹君をイーちゃんが支えて、この家族が1つになれたということを皆さんにお伝えできればと思います。本当にありがとうございました。

テレビ静岡・若松誠 代表取締役社長(授賞式のインタビューにて):

(Q.長い長い期間の信頼関係を築き上げました。代表者の橋本さんに一言お願いします。)
本当に55周年という弊社の節目に、こんなすばらしい賞を獲ってくれて、本当に社長として感謝します。本当におめでとう

静岡のニュースを発信!静岡で何が起きているのか。これからどうなるのか?丁寧に詳しくお伝えします
  • BLOG
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube