静岡県の浜岡原発では11月8日地震により原子炉への注水機能が喪失したことを想定した訓練が行われ、参加者が緊急事態への対応を確認しました。
この訓練は御前崎市を襲った震度7の地震により浜岡原発4号機で原子炉を冷やすための注水機能が複数失われたとの想定で行われました。
本部機能を担う緊急時対策所では社員が事故の収束に向けた対応や連携を確認したほか、外部への放射性物質の拡散を予測するため風向きや風速などを計測する装置を設置します。
中部電力 浜岡地域事務所・榊原浩之 専門部長:
(原子炉の運転が)止まっているからといって原子力災害がないわけではない。地域や社会の皆さまが安心してもらえるように緊急時の対応能力を引き続き向上していくように努めたい
中部電力は訓練の課題を洗い出し改善を図るとともに、今後も定期的に訓練を行う方針です。