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「雪の溶ける速度が…」人工雪のゲレンデ作りも苦労 暖かな“立冬” 静岡・富士市


11月8日は二十四節季のひとつ「立冬」です。静岡県富士市の観光施設は11月後半のオープンを目指し雪遊びができるゲレンデ作りを進めていますが、平年より高い気温が続き頭を悩ませています。

富士市の観光施設「富士山こどもの国」。

11月25日に雪遊びができるゲレンデをオープンさせようと、10月末から1日40トンの人工雪を降らせています。

しかし、気温が下がらず担当者を悩ませています。

ようやくいくつか雪山ができ上がり、雪が溶けないように保冷素材のシートをかぶせていますが担当の杉山さんは「例年より雪の溶ける速度が速い」と感じています。

富士山こどもの国・杉山祐一さん:
(シート上の)雨水が温まってその下の雪が溶けてしまう。雨が降って翌日が非常に気温が上がることが多い

シートのくぼみなどにたまった雨や水滴が気温の上昇で温められ雪が溶け出すことが多く、例年以上に雨水の処理やくぼみのない雪山づくりに追われています。

富士山こどもの国・杉山祐一さん:
雨が降らないことと、早く気温が下がってほしいですね。私たちとしては早く寒くなってほしいです

「富士山こどもの国」でソリすべりなどが楽しめる雪のゲレンデは11月25日にオープンする予定です。

8日は「立冬」で暦の上では冬が始まる頃とされていますが、8日朝の最低気温は県内のほとんどの地点で平年を上回りました。

県内の気温は10日の雨を境に下がり始め、来週にはさらに低くなる予定で、この時期らしい寒さが近づいて来そうです。

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