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J2の静岡県勢の第41節の結果です。J1への自動昇格を争いが大混戦となっているJ2リーグ。2位の清水エスパルスと3位のジュビロ磐田はそれぞれゴールラッシュで勝ち、勝ち点差1のまま11月12日運命の最終節を迎えます。藤枝MYFCは引き分けで13位以上が確定です。
清水は大勝 監督「最終戦に向け後押しを」

前の試合が逆転負けだったものの2位をキープしたエスパルス。気持ちを引き締め直しホーム最終節に臨みます。
開始2分、まずはエース・チアゴサンタナ。チームが勢いづく先制点を決めます。
前半終了間際には相手を揺さぶり最後はカルリーニョス。2点リードで試合を折り返します。
さらに後半18分、途中出場の岸本。試合を決定づける3点目を奪います。
そしてその5分後、カルリーニョスからパスをうけた乾が冷静に相手をかわしネットを揺らします。
1万8000人を超えるサポーターの声援に応えたエスパルス。最終節に向け秋葉監督はサポーターにさらなる後押しを求めました。
清水エスパルス・秋葉忠宏 監督:
もう1試合残っていますので、最後の最後まで、 我々に魂とエネルギーと戦う姿勢をぜひ植え付けてください
磐田も今季最多タイの5得点で追走

そのエスパルスを勝ち点差1で追う3位ジュビロもゴールラッシュです。
前半15分に山田。キャプテンがプレーでチームを鼓舞します。
そして前半35分には上原。3戦連発となるミドルシュートを突き刺しリードを広げます。
さらに前半終了間際にはドゥドゥが決め、前半だけで3点を奪います。
後半も攻撃の手を緩めずさらに2点を追加し、今シーズン最多タイの5点を挙げたジュビロ。自動昇格への望みをつなぐ勝ち点3を手にしました。
ジュビロ磐田・山田大記 選手:
みなさんの声・応援は本当に僕らの力になっています。残りの試合が1試合になるか3試合になるかわかりませんが、必ず昇格をつかみ取りたいと思います
藤枝はスコアレスドローも13位以上確定

J2初挑戦で残留を決めている藤枝MYFC。
前半から退場選手がでて1人少ない状況ながらも最後までゴールを守り切りスコアレスドロー。
今シーズン13位以上が確定しました。
J1自動昇格の条件は

J2の順位です。自動昇格を争うエスパルス、ジュビロ、ヴェルディがそれぞれ勝利し2位から4位に変動はありません。

そしてJ1自動昇格の条件ですが、まずエスパルスは最終節に勝利すればほかのチームの結果にかかわらず自動昇格が決まります。
ジュビロとヴェルディ両チームが引き分け以下なら、エスパルスは引き分けで自動昇格決定、負けても得失点差が大きいため実質的に自動昇格となります。エスパルスは大宮戦もそうでしたが、これまでの大量得点が生きているわけです。
3位ジュビロも水戸戦での大量得点は大きな意味をもつ可能性があります。勝ち点で並ぶ4位のヴェルディとの得失点差が5です。
ヴェルディの今シーズン最多得点は5なので、最終節に勝利したうえでエスパルスが引き分け以下となった場合に自動昇格となる可能性が高くなっています。
最終節は12日に全ての試合が同じ時間帯に始まるため最後まで目が離せない状況です。

最終節12日の対戦カードです。
エスパルスはアウェイで水戸と、ジュビロもアウェイで栃木と、MYFCはホームでいわきと対戦します。
この他、J2ライセンスを取得したJ3・アスルクラロ沼津は敗れ、残り4節で2位との勝ち点差は10となり、J2昇格は厳しい状況です。
中山監督は「あと4試合あります。そこにプロとしての姿勢を求めて、どれだけ大切にひたむきにアスルのために全力を尽くせるのかというものを選手に求めていきたい」と話していました。