ニュース

16年ぶりの頂点目指し元王者が挑む6年ぶりのB-1グランプリ 亡き会長への思い胸に 静岡・富士宮市

富士宮やきそば

ご当地グルメの代表格・富士宮やきそば。11月に三重県で開かれるB-1グランプリでは16年ぶりの優勝を目指している。狙いはただ一つ。コロナ禍で落ち込んだ観光産業の回復だ。

かつての王者は今…

B-1グランプリで連覇を達成(2007年)

コシのある麺。キャベツと肉かすを加えてソースで味付けし、最後にイワシの出し粉をふりかけるのが“富士宮やきそば”だ。

全国各地のご当地グルメが一堂に会するB-1グランプリ。新型コロナの影響で開催が途絶えていたものの、4年ぶりとなる大会が11月に三重県四日市市で開かれる。

2006年・2007年と全国大会で連覇を果たし、今回6年ぶりの出場となる富士宮やきそば。しかし、かつての勢いはコロナ禍を経て失速しているのが現状だ。

富士宮やきそば学会の打ち合わせ

だからこそ、富士宮やきそば学会のメンバーが大会に向けて並々ならぬ思いで打ち合わせに励んでいる。富士宮やきそば学会は2000年に市民の有志で結成され、それまで地元のソウルフードに過ぎなかった「焼きそば」を“富士宮やきそば”という一大ブランドに昇華させた。その知名度は全国に及び、市にも大きな経済効果が…。

富士宮やきそば学会・渡辺孝秀 代表理事

富士宮やきそば学会・渡辺孝秀 代表理事:
トップを目指して頑張りたい。トップを持ち帰って改めて富士宮から全国に発信したい

会の発足当時から携わっているのが渡辺孝秀 代表だ。大会参加と優勝への決意。それは元王者の誇りと共に新型コロナで落ち込んだ観光客を取り戻したいという思いゆえ。

コロナ禍を経て店も観光客も激減

富士宮やきそばの店が並ぶ「お宮横丁」

富士宮やきそば学会・渡辺孝秀 代表理事:
お宮横丁は観光客で連日多くの人に来てもらったが(コロナの影響で)それがまったくプツリと切れて大変な事態になった

富士宮やきそばの店が並ぶ「お宮横丁」。新型コロナの感染拡大で観光客は激減。市内の飲食店にも大きな打撃となり、コロナ前と比べて富士宮やきそばを提供する店は20店舗近く減少した。

富士宮やきそば学会・渡辺孝秀 代表理事:
このB-1グランプリは食のイベントではなく、食を通じて街をPRするというのが大きな目的になっている。富士山がある。良い水がある。おいしい食べ物がある。

B-1グランプリでの優勝を起爆剤に街を元気にしたいと考えている。

富士宮やきそば音頭

“富士宮やきそば音頭”の練習にも余念がない。このやきそば音頭は会の発足から間もない時期に考案され、ヘラを両手に持って踊るのが特徴だ。やきそばを待つ客の前や会場のステージで披露し、富士宮やきそばを印象付ける狙いがある。

富士宮やきそば学会のメンバー:
これを踊りながら、会場でやきそばを焼きながら、このリズムに合わせて、たくさんのお客さんを楽しませたい

富士宮やきそば学会のメンバー:
4年間のブランクで歳をとっていて、なかなか足がおぼつかないが当日までにはきれいに踊れるような形で頑張っていきたい。

亡き会長への思いを胸に

そして、渡辺さんにはもう1つ、優勝したい理由がある。それは20年近く一緒に歩みながら2018年に亡くなった富士宮やきそば学会の最大の功労者・渡辺英彦 会長への感謝の気持ちだ。

富士宮やきそば学会・渡辺孝秀 代表理事:
2000年にみんなで一緒に立ち上げて、そのリーダーだった。羅針盤を失ったような。賞を獲って、渡辺英彦 会長に報告したいと思っている

大好きな富士宮やきそばを通じて、故郷・富士宮を元気にしたい。そして、亡き会長に優勝を届けたい。強い思いを胸に大会に臨む。

静岡のニュースを発信!静岡で何が起きているのか。これからどうなるのか?丁寧に詳しくお伝えします
  • BLOG
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube