
前市長の失職にともなう伊東市長選が12月7日に告示され、午前8時55分現在で9人が立候補を届け出た。
伊東市長選に立候補したのは、届け出順に元観光団体役員の利岡正基 候補(52)、スポーツインストラクターの石島明美 候補(58)、元市長の小野達也 候補(62)、NPO法人代表の岩渕完二 候補(73)、薬局チェーン顧問の黒坪則之 候補(64)、元市議の杉本憲也 候補(43)、前市長の田久保眞紀 候補(55)、元会社員の大野恭弘 候補(58)、マンガ家の鈴木奈々子 候補(52)の9人。
今回の選挙は2025年5月に初当選した前市長が、学歴詐称問題に端を発し二度にわたって不信任を議決され失職したことにともない行われるもので、同一年度に再び市長選が行われるのは異例のことだ。
伊東市では前市長の学歴詐称問題が発覚して以降、市政が混乱・停滞していることから、立て直しを誰の手に委ねるのかが最大の争点と目されている。
2025年で市制78年を迎えた伊東市ではこれまでに計21回の市長選が行われてきたが、立候補者数は第1回の5人が最も多く、過去最多を大きく更新した。
ただ、公職選挙法では最も得票が多かった候補者を当選者とする一方、この候補者の得票数が有効投票の4分の1(法定得票数)に達しなかった場合、当選者なしとすることが定められているため、再選挙の可能性も取りざたされている。
伊東市長選は12月14日投票が行われ、即日開票される。
