小学生の自転車の列に軽トラックが突っ込み1人が死亡し1人が重体となっている浜松市の事故についてお伝えします。
現場から中継です、弦間さん。

弦間彩華アナウンサー:
事故が起きたのはこの坂道を下った先、道路がカーブしている所になります。
カーブは急カーブというほどきつくなく緩やかな下り坂となっています。
ただ、歩いていると少し足が持っていかれるような感覚を受ける傾斜の場所です。
事故の発生時間は3月24日の午後4時半過ぎということで現在とほぼ同じ時刻となりますが、この時間の車通りはさほど多くないものの下り坂と言うこともあってか比較的スピードを出している車が多い印象です。
そして、女の子たちが通っていた路側帯を見ると非常に幅が狭いことが分かります。
大人ひとりで歩いても車が通ると距離が近く、危険度が高いと感じます。
また、路側帯ということで当然ガードレールや柵などが設置されていません。
ですから、通学路や子どもたちが普段よく利用する道路などについては今後ハード面の検討も必要になりそうです
そして、事故現場には花が手向けられているのがわかります。
痛ましい事故から一夜が明け、25日は朝から近くに住む人のほか亡くなった女の子と同じ幼稚園に通っていた児童や保護者などが現場で手を合わせる姿が見られました。

こうした中 子どもたちの安全を守るため県警察本部は25日から緊急の街頭活動を始めました。
具体的には27日までの3日間速度違反や横断歩行者妨害などへの指導や取り締まりを強化するほか、幹線道路などでのパトロールを行います。
その上で県警はドライバーに対して速度を控えめにし運転に集中することや横断歩道に近づいたら減速し確認することなどを徹底するよう呼びかけています。
浜松西警察署・堀内公明 交通課長:
一瞬の油断やその時の思い込みが大きな事故につながることも多い。緊張感を忘れずに“かもしれない”という運転、 速度を抑え周りをしっかり見てもしかしたらこういうことがあるかもしれないという危険予測のもとに安全運転を心がけてもらいたい

弦間彩華アナウンサー:
この道を良く知る地元のタクシー運転手によると、春休み期間中で普段よりは人通り、車通りが多い印象だそうです。
また、タクシーでも40km以下を目安に走る注意を要する場所だと言うことでした。
今も壁面に事故のものと思われるキズが残っている痛ましい現場から中継でした。