南太平洋の島々をめぐる研修をした東海大学の学生を乗せた船が3月14日、約1カ月ぶりに帰港し、 学生たちが旅の思い出を語りました。
東海大学は所有する船で海外を旅する独自の教育プログラムを1968年から行い、これまで延べ4000人に近い学生が参加してきました。
2025年は書類や面接を経て選ばれた学生 約90人が、2月11日に家族らに見送られながら出発していきました。
齊藤力公 記者:
学生たちを乗せた船が清水港に到着しました。約1カ月ぶりの帰港です
14日午前10時半頃、学生たちを乗せた船が清水港に帰港し、大きな荷物を持った学生たちが続々と降りてきました。
研修ではミクロネシアやパラオなど南太平洋の島々を訪れ、現地の学生との交流や太平洋戦争の遺構の見学などをしたということです。
帰港式では学生たちが作成した旅の動画がスクリーンに流され、思い出を振り返るとともに今後への思いを語りました。
参加した学生:
携帯が使えない中でも誰かと話しているだけで、あっという間に時間が過ぎていく32日間だった。お金を出してくれた親にも感謝しているし、大切な思い出になった
参加した学生:
将来医療職で働く予定だが、いろんな人たちと関わる時に、今回、発展途上国にも行ったので地域医療など日本の医療に生かすこともできるかなと
参加した学生:
想像以上に海外は景色や人に壁がないんだなと自分自身で勝手に壁を作っていたと(現地の学生との交流を通して)思い、できることなら少し海外に羽ばたいてみたいという気持ちになった
東海大学は今後も研修航海を実施し、学生たちが成長する場を作っていくということです。