岩手県の大規模な山林火災を受け現地で、給水活動の補助や安全管理に従事した静岡市消防局の隊員が3月12日夕方、難波喬司 市長に帰任報告をしました。
岩手県大船渡市で2月26日に発生し、3月9日に鎮圧が発表された山林火災は、焼失面積が約2900haと平成以降としては国内最大規模になっています。
こうした中、静岡市消防局では消防庁からの要請を受け3月6日から航空隊員4人が現地で給水活動の補助や安全管理に従事しました。
任務は10日までで、帰任した隊員は12日夕方、難波市長に避難指示が出されていた地区では焼け焦げた立木や全焼した建物が見られたことなど現地の被害状況を報告しました。
静岡市消防局警防課・塩原政樹 参事:
静岡の場合は山が海から離れていて、山間には農業用のダムなどがあるものの時期によっては水位が下がっていて、水利を確保するのが難しくなると思う
静岡市消防局では今回の派遣で得た経験や知見をもとに今後への備えを検討する方針です。