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【中継】リニア・大井川流域市町で初の住民対象の説明会 午後4時までに約100人が来場

リニア新幹線の現在の状況や大井川水を守る取り組みなど知ってもらおうと、3月7日から静岡県島田市で始まったJR東海による大井川流域市町の住民への説明会。

初めての住民説明会が行われた会場は、どうなっているのでしょうか。
熊崎結萌アナウンサーが中継でお伝えします。

熊崎結萌アナウンサー:
午後4時に来場者(住民)向けの説明会は終了し、その後は報道陣に会場が公開されています。報道陣も、JRの社員から来場者(住民)と同じように説明を受けています。説明会は午前10時開始の予定でしたが、開場前に数人の方がこちらで待っていたということで、予定を5分ほど早めて始まりました。

そこからは続々と人が訪れて、入口の前では列ができる時間もありました。

そして、入口で来場者に配られているのがこちらのパンフレットです。

パンフレットの中には、県内で行われる南アルプストンネルの概要や、工事の内容が図や写真などで示されています。

パンフレットに書かれている内容は、会場の中ですべてパネルとして設置されています。

また映像も用意されていて、訪れた人は順番に見て回り、JRの担当者にいつでも質問することができるようになっています。

来場者からは「分かりやすく説明されていて知識が備わった」「質問ができて疑問が少なくなった」など前向きな意見がありました。

その一方「専門的な話が多くて難しかった」「1対1では意見が言いにくい」といった声も聞かれました。

私の印象ですが、来場した人はリニアに関するニュースを見ていたり、ご自身で調べたりしていて詳しい方が多かったと感じました。

JR側は、リニア専従チームの社員も東京から駆け付け約20人で対応していて、ほとんどの来場者が30分以上滞在していました。

ー住民向けの説明会は県内では久しぶりですが、他の地域でも行われているのでしょうか。

熊崎結萌アナウンサー:
工事が行われる地域、また問題があった場合にも説明会は開かれています。

2024年11月、品川駅の工事現場が近隣住民に公開されました。

品川駅は東海道新幹線の真下に建設中で、参加者は掘削機などの重機が並ぶ地点でAR:拡張現実の技術も交え現場を体験しました。

また、2024年に岐阜県で井戸やため池の水位が低下し、地盤沈下が確認されました。こうした問題が起きた時にも住民説明会は開かれています。

説明会は午後4時に終了し、約100人が訪れました。

そのあと、島田市の染谷 市長も会場へ視察に訪れ、JRの社員から説明を受けていました。

きょうの説明だけで納得できたという人は少なかった印象で、環境問題への説明や意見を言える場を設けてほしいという声も聞こえてきました。

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