産官学が連携し、デジタル技術を活用した災害時の避難所運営の実証実験が3月2日に静岡県熱海市で行われました。
この実証実験は、熱海市と京都芸術大学の研究グループが津波避難訓練に合わせて行いました。
参加者には氏名や住所のほか障害や基礎疾患の有無など架空のデータを記録したICカードが事前に配られていて、受付で専用の端末で読み取り必要な支援ごとに分けられた部屋に誘導していきました。
京都芸術大学・吉田真太 研究員:
このシステムで今まで紙を使った方法ではできなかったことを、より高度により早くデジタルを使い、デジタルトランスフォーメーションによる防災の高度化を目指していきたい
研究グループは、今回の実証実験の成果を検証しながら2025年度中の本格的な運用開始を目指します。