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県と県教委のミスで工業高校の新校舎完成が約4カ月遅れる見通し…有害物質を扱う施設という認識なく必要な届け出せず

静岡県庁

浜松市中央区にある浜松工業高校の施設の解体と新築工事で、県が法律で定められた必要な届け出を怠っていたことで新校舎の完成が約4カ月遅れることがわかりました。

浜松工業高校では、授業で使用していた工場1棟を解体した上で新しい工場棟と校舎を建設する計画が進められています。

こうした中、県の建築工事課などによりますと有害物質を扱う工場の解体・建設について、土壌汚染対策法で定められた900平方メートル以上の土地の形状を変更する際に必要な浜松市への届け出を怠っていたことが2024年10月に判明しました。

県と県教育委員会がいずれも届け出の対象面積を2019年に法律が改正される前の3000平方メートル以上という認識でいた上、有害物質を扱う特定施設という認識が欠如していたことが原因ということです。

届け出がされていないことは新校舎の建設について浜松市と相談する中で発覚し、県は追加の届け出を提出し既に土壌汚染はないことが確認されているものの、新校舎の完成は当初の予定よりも約4カ月遅れる見通しです。

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