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「取り調べの対応や資料の管理は現在も続く警察捜査の大きな課題」袴田巖さんの無罪確定を受け静岡県警本部長が若手に講義 適正な捜査に努めるよう訓示

殺人事件をめぐり一度は死刑が確定した袴田巖さんがやり直しの裁判を経て無罪となったことを受け、静岡県警察本部の本部長が若手警察官などに適正な捜査に努めるよう訓示しました。

59年前に当時の清水市(現在の静岡市清水区)で起きた強盗殺人放火事件で、一度は死刑が確定した袴田巖さんをめぐってはやり直しの裁判を経て2024年に無罪が決まりました。

2月4日の講義には刑事部門への配属が決まっている若手警察官など約150人が参加し、津田隆好 本部長が袴田さんの事件を教訓に任意性のある取り調べや初動捜査の重要性を認識するよう伝えました。

静岡県警・津田隆好 県警本部長:
取り調べの対応や捜査資料の管理などに関しては本件に限らず数々の刑事裁判において争点となっている。過去のものではなく現在も続いている警察捜査における大きな課題の1つ

その上で、津田本部長はこれまでに起きた数々の事例をもとに改めて事実や法律に基づいた適正な捜査に努めるよう訓示し、参加者は熱心に耳を傾けていました。

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