アリーナの建設などが計画されているJR東静岡駅周辺の将来像を検討する協議会の会合が開かれ、静岡市がまとめた基本構想の骨子案が了承されました。
JR東静岡駅周辺をめぐっては駅の北側で静岡市のアリーナの建設が、また南側では新しい県立図書館の建設が計画されていて、静岡市はこの地区の将来像を描こうと地元や有識者とともに協議を続けています。
1月30日の会合では「新たな文化・スポーツの拠点づくり」と「快適で住みやすい住環境づくり」を目指す将来像とした基本構想の骨子案が市から示されました。
委員からはアリーナ開業後の歩行者の安全確保や車の渋滞を懸念する意見が出たのに対し、市は近隣の鉄道の駅とアリーナを結ぶ高架された歩道・ペデストリアンデッキで対応する考えを示しました。
東静岡地区まちづくり協議会・遠藤新 座長:
若い人が住みたいと思う街になっていくことは、とても大事。若い人もいったんは静岡を離れていろいろな街で活躍すると思うが、将来静岡に帰ってきたいと思えるような街をつくることが大事だからこそ10年、20年先の構想をつくることに意味がある
静岡市は新年度にこの骨子もとに基本構想を策定するほか、ペデストリアンデッキの基本設計に入りたい考えです。