友人の男性に暴行を加えてケガをさせ、浜名湖に放置し死亡させたとして傷害致死の罪に問われている男の裁判員裁判が地裁浜松支部で始まり、男は起訴内容を認めました。
愛知県新城市の無職の男(54)は2023年10月に友人の男性(当時52)に暴行を加えて頭などにケガをさせた後、事故死を装うために浜名湖に車を転落させて男性を放置し、死亡させた罪に問われています。
地裁浜松支部で開かれた初公判で男は「間違いありません。殴ったことにより亡くなってしまったと認識しています」と起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察側は「男が支配的な関係だった男性の隠し事に腹を立てて暴行し、事故を装うために車を転落させていて身勝手で悪質」などと指摘しました。
一方、弁護側は「突発的な犯行で大ケガをさせるつもりはなかった」などと主張しています。