1月20日は1年で最も寒い頃とされる「大寒」ですが、静岡県内は各地で3月並みの暖かい1日となりました。こうした中、浜松市中央区の天竜川では恒例の大寒みそぎが行われました。
20日の県内は寒さが和らぎ、稲取で17.3℃と4月上旬並みを記録したほか、静岡で17.0℃、清水で16.4℃などと気温が上がり、各地で3月並みの暖かい1日となりました。
静岡市民:
ちょっと汗ばんでくる。ヒートテックを着てこなければよかった。(Q.汗の具合は大丈夫ですか)そこまでまだ、ギリギリ大丈夫
静岡市民:
今はお散歩。きょうは暑いくらい。子供が「車の窓を開けて」と。暑かった
この暖かさは週末頃まで続く見通しです。
大寒らしからぬ暖かさとなった20日朝、天竜川では恒例の「大寒みそぎ」が行われました。
白いハチマキに下帯姿の若手の神職など約35人が船をこぐ動きを繰り返す「鳥船神事」で体を温めたあと、真冬の天竜川へと入ります。
20日朝は気温7℃、水温は6.2℃と例年に比べ暖かかったものの、参加者たちは胸のあたりまで水に浸かり寒さに耐えながら大祓詞を唱え身と心を清めていました。
参加者:
気温も水温もそんなに低くなかったと思うが、やはり川に入ると冷たい
参加者:
身も心もすっきりして今年1年頑張れると思うし、良い1年になると思う
大寒みそぎには毎年参加している宮澤元衆議院議員の姿も。
宮澤博行 元衆議院議員:
特にこの1年いろいろあったので、巳年に脱皮できるように清めていきたいと思ったが、私の場合はいくら清めても清まらないと思う。一生懸命地道にこれからも頑張っていきたい
みそぎを終えた参加者たちは清々しい表情を見せ2025年1年の決意を新たにしている様子でした。