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14人死傷の山車横転事故 誘導責任者に有罪判決「慎重さを欠き安全性を軽視するもので注意義務違反の程度は大きい」

祭りの山車が横転し14人が死傷した事故の裁判で、地裁沼津支部は山車の誘導責任者の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、男(40)は2023年11月、静岡県伊豆の国市の例大祭で誘導責任者として安全な運行方法をとらずに山車を横転させ、1人を死亡させたほか13人に重軽傷を負わせました。

1月20日の判決公判で地裁沼津支部の奥山雅哉 裁判官は、坂道の手前で一旦停止しないなど「過去にやったことのない運行方法を採用し指示したことは慎重さを欠き、安全性を軽視するもので注意義務違反の程度は大きい」と指摘しました。

一方で「事実を素直に認め供述が事故原因の解明に寄与したことや死亡した人の遺族に対する謝罪も行っている」として禁錮1年8カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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