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静岡市で10年ぶりに結核の集団感染が発生 初発患者の学校やアルバイト先などで感染者を確認

静岡市役所

静岡市は、市内で10年ぶりに結核の集団感染が発生したと発表しました。

静岡市によると、市内に住む男子学生(20代)が10月下旬、咳の症状が見られたため医療機関を受診したところ肺結核と診断されました。

症状が重かったことなどから、市が学校やアルバイト先などで男子学生と接触のあった関係者を対象に血液検査や胸部レントゲン検査を実施した結果、11月26日までに24人の感染が確認されたため、集団感染として厚生労働省に報告したということです。

ただ、24人はいずれも発病していません。

また、男子学生は現在も入院中で、他者に感染させるおそれはないとしています。

静岡市で結核の集団感染が確認されるのは2014年以来10年ぶりで、初期症状は風邪と似ているものの、痰のからむ咳や微熱、倦怠感などが2週間以上続く場合には早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

男子学生と接触した人の健康診断の状況(11月29現在)
◆学校
対象者63人(感染確認21人・異常なし41人・未受診1人)

◆アルバイト先など
対象者29人(感染確認3人・異常なし23人・再検査1人・未受診2人)

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